「うがい薬」品切れ、Amazon・メルカリ転売は5000円以上に

文=wezzy編集部
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GettyImagesより

 大阪府の吉村洋文知事が8月4日の会見で、うがい薬の成分「ポビドンヨード」が新型コロナの重症化を防げる効果を確認したと発表したことで、ドラッグストアの店頭からうがい薬が一斉に姿を消した。

 会見で吉村知事が説明したところによると、「大阪はびきの医療センター」が大阪府の宿泊療養施設の療養者41人を対象に、ポビドンヨードを含むうがい薬でのうがいを1日4回実施。すると、「ポビドンヨード含嗽(がんそう=うがい)で宿泊療養者の唾液ウイルスが低下する」という結果が得られたという。

 吉村知事はこれを「嘘みたいな本当の話」とし、会見場のテーブルに市販のポビドンヨードうがい薬を並べ、うがいの励行を呼びかけた。同時に買い占めはしないようにと注意喚起したが、この会見の模様を『情報ライブ ミヤネ屋』(読売テレビ)など午後のワイドショーが流すと、うがい薬は飛ぶように売れた。

 ポビドンヨードを含まないうがい薬も含め、ドラッグストアの店頭からあっという間になくなった。Amazonや楽天も同様で、転売屋が1本5000円以上の値段をつけて出品している。すぐさま「メルカリ」でも転売が始まり、信じられないことに1本5000円のうがい薬が購入されている。

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メルカリより

 だがポビドンヨード配合のうがい薬は第三類医薬品に分類され、許可なく販売すれば薬事法違反になる。ネットフリマへの出品は間違いなく違反に当たる。

 また、強い殺菌効果を持つうがい薬による頻繁なうがいは、かえって口腔内の安定した衛生環境を損なう恐れがある。そして2011年の東日本大震災で人々が原発の影響を恐れた時にも注意喚起されたが、ポビドンヨードにはヨウ素が入っており、特に妊婦の連用は避けるべしとされている。

 西村康稔経済再生担当相は4日の記者会見で、吉村府知事のうがい薬推奨を受けて「専門家はこれまであまり『うがいをするように』とは言っていない。手洗い、消毒、マスク、換気と言ってきた」として、うがい薬を「活用できれば」と述べた。手洗いをするなら水うがいも合わせて行うのは常識だと思うのだが、まるで新たな発見であるかのように「うがいはすごい」というムードが出来つつあることに驚きを禁じ得ない。

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