「エナージェル インフリー」書きやすさ・インクフロー・デザイン、三拍子揃った傑作ボールペン

文=田下愛
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「エナージェル インフリー」書きやすさ・インクフロー・デザイン、三拍子揃った傑作ボールペンの画像1エナージェル インフリー(ぺんてる)
カラー:ブラック、ブルー、ブルーブラック、オレンジ、ターコイズブルー
※写真はターコイズブルーとブラック

 みなさんは、ボールペンを使うときに求めるものは何ですか? 書き心地のよさは多くの人が望むところだと思いますが、そのほかに、たとえば、インクのきれいさや、インクフローのよさ、使っていて楽しい見た目のよさなど、こだわりたいポイントが人それぞれあるでしょう。

 今回、紹介する「エナージェル インフリー」は、書きやすさ、インクフロー、そして、デザインの秀逸さを兼ね備えたボールペンです。

 「エナージェル インフリー」は、ぺんてるの定番ゲルインキボールペン「エナージェル」シリーズの一つ。

 あくまで筆者の個人的意見にはなりますが、「エナージェル」というボールペンは、ぺんてるが生み出した傑作の一つだと思います。

 エナージェルは、なんといっても滑らかな書き心地が魅力。表現としてはカリカリ、さらさらというよりは“ぬらぬら”な書き味で、ペンを紙面にあてて動かすと、スッスッと滑るように進み、なおかつ決して滑りすぎることもない、非常にスムーズな筆記ができるボールペンです。

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 また、エナージェルで書いているとき、いつも実感するのがインクフローのよさ。特に筆圧を強く加えなくとも常にインクがするするよどみなく出てくる感じがあり、濃いインクで明確に文字を書くことができます。

 そして、エナージェルは、インクの乾きの早さにも定評があります。

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 上の写真は、「エナージェル インフリー」で書いたあと、すぐに文字をこすってみたところ。しっかりインクが乾いていて、指につくこともなければ、にじむこともありませんでした。にじみやすいペンの場合、書いてからまた書くときに「インク乾いてる?」「手につかないかな?」と若干気を使う場合がありますが、エナージェルならばそのようなストレスを感じることなく、次から次にと筆記が可能です。

 「エナージェル インフリー」は、もともとは2018年2月に数量限定品として登場したもの。発売後すぐに話題を呼び、完売後も再発売の要望が多く出たことから、同年11月に定番商品となってファンたちを喜ばせました。

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 「エナージェル」シリーズの中で、「エナージェル インフリー」だけが持つ魅力といえば、やはりその見た目の秀逸さ。万年筆などでも人気の透明軸を採用し、持つ人を選ばないクリアーかつ洗練されたデザインに仕上げています。

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 なお、透明軸の中に入っているリフィルパイプは、中に入っているインクをイメージした色合いになっています。おかげで、「エナージェル インフリー」は、パッと見たとき、そして遠くから見たときにもどんな色のボールペンかがおおよそわかり、迷わず手にとることが可能。しかも、このリフィルパイプ、実際のインクと同化まではせず、中のインク残量がはっきりと見えるようになっていて、このデザインの妙もただただ見事です。

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 0.4mm、0.5mm、0.7mmとサイズも豊富で、ブルーブラックやターコイズブルーなど万年筆のインクにも似たきれいな色合いを楽しめる「エナージェル インフリー」。滑らかでストレスフリーな書き心地、なおかつデザインのよさで手にしているだけでテンションがちょっと上がり、とても気持ちよく筆記ができる、そして、ついこれでいろいろ書きたくなってしまう、そんなボールペンです。

(田下愛)

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