
嵐の公式サイトより
嵐が2020年いっぱいで活動休止するにあたり、冠番組の『VS嵐』(フジテレビ系)と『嵐にしやがれ』(日本テレビ系)の枠をジャニーズ事務所の後輩グループが継承すると見込まれていたが、来年以降も嵐の“4人”で継続する可能性が濃厚になってきたようだ。
「女性自身」2020年9月1日号(光文社)によると、『VS嵐』と『嵐にしやがれ』は2021年以降も多少のリニューアルを行ったうえで継続予定。番組名は変わるが、“嵐”という言葉を残せないか模索しているという。
嵐は解散するわけではなく、あくまでも“グループとしての活動休止”。メンバーも芸能界でそれぞれ活動を続けると見られている。ただし、大野智以外は、だ。
嵐が活動休止を検討するきっかけは、大野がメンバーに「辞めたい」と漏らしたことだった。それから話し合いを重ね、紆余曲折を経て、2020年末にグループとしての活動を休止するという着地点を見つけた。
グループでの活動を止めてもメンバーは個々に芸能活動を続けるが、唯一、大野だけは長期の休養を取ると見られている。
つまり、大野以外の“4人”で、リニューアル後の『VS嵐』と『嵐にしやがれ』枠を受け持つということだ。「女性自身」によれば、番組継続は嵐のメンバーの総意だが、4人が揃って出演してしまうと大野の不在が際立ってしまうため、ローテーションを組むなどの工夫が検討されているという。
両番組は現在も2ケタ台の視聴率を記録していて堅調な人気があり、番組継続となればテレビ局側にとってこれ以上ない吉報なのかもしれない。未定ではあるものの、デビュー25周年となる2023年には、大野も休養を終えて嵐の復活イベントを行うという話もあるため、テレビ局としては嵐の番組の枠を残しておきたいという意図もあるようだ。
しかし、嵐のファンにとっては複雑な知らせのよう。大野にかかる心理的な負担を慮る声もある。
「大野くんにとってプレッシャーにならなければいいけど」「これだと3年後には戻って来ないといけない流れになる」「期限を決めるような感じは、何事にも縛らない自由な生活をしたい大野くんの気持ちを無視しているのでは」といった様々な意見が、ファンから漏れている。
コロナ禍によって延期されているアラフェスの実施、年内の活動休止も含め、数年越しの緻密な計画も仕切り直しを余儀なくされている嵐。3年後を見据えるどころか来年の予定を立てることも現時点では困難かもしれない。