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石田純一が袋叩きにあっている。今週、石田はまたしても週刊誌に“コロナ禍の飲み会”を報じられた。「女性自身」2020年9月8日号(光文社)によると、石田は8月中旬、東京都港区にある高級イタリアンで“マスクをせず”、40代前半くらいの男性と若い女性の3人でワインを飲むなどしていたという。
石田は、同席していた女性について“知り合いが呼んだ女性”であり、自分とは無関係だと説明。また、妻・東尾理子と離婚について話し合っているようなことはないと否定し、後から記者の電話に「事実と異なることを書いたメディアを訴える準備をしている」「あとひとつ報道が出たら“ダメ”というスポンサーもおり、シビアな状況に置かれている」との留守電を入れたそうだ。
この報道を受けネット上では、「マスクをしろ」「常識なさすぎ」など石田に対しての強いバッシングが、再び飛び交っている。
石田純一が新型コロナウイルスに感染し、入院したのは4月のことだった。約1カ月の入院を経て5月12日に退院しているが、まずこの時、政府が緊急事態宣言を出して間もない4月11日に、仕事という名目で沖縄を訪れゴルフをしていたことや、その数日前にも関東でゴルフをしていたことを「自粛していない」と散々批判された。
退院後も、石田が近所を散歩してマスクをつけずにくしゃみをしていたと報じられ、これも炎上。さらに退院から20日後、石田が“快気祝い”で酩酊し、マスクもつけず千鳥足で歩いていたと「女性自身」および「FLASH」(光文社)が写真つきで報じると、盛大なバッシングが再スタートした。
7月になると「週刊女性」(主婦と生活社)が、石田の福岡遠征でのゴルフと飲み会、不倫疑惑を報じた。石田はこれに反論、「ある組織にハメられた」という主張を展開している。
<ハッキリ書いてください。ある組織が、俺のことをイジメてるんです。コロナは“こじつけ”で、俺を社会的に抹殺してやろうということなんですよ……>
<俺は苦しいんですよ。その組織というか団体は、俺のことを殺そうと思っている。俺が出ている番組とか、俺のスポンサーに毎日たくさん電話をかけるんです。組織ぐるみで。今はなくなったレギュラー番組のスタッフも言ってました。“毎日50件の電話をかけてくる”と。そうやって狙われているというわけです>
組織の影響に関して真偽は不明だが、石田が外出するたびに週刊誌記事になることは確かだ。どの週刊誌も石田を「袋叩きにしてください」と言わんばかりの勢いで、外出情報を報じている。石田に対して監視の目を光らせ、“自粛警察”と化しているかのようだ。
東尾理子や子どもたちの生活に及ぶ影響
バッシングを受けているのは石田純一本人だけではない。4月に石田がコロナ陽性を公表した時からずっと、 妻である東尾理子のInstagramには「なぜ夫を止めないのか」「旦那を連れて日本から出ていけ」といった誹謗中傷が絶え間なく書き込まれている。早急にコメント欄を閉鎖した方がよいレベルだ。
石田に関する報道は長男・理汰郎くんの学校生活にも深刻な影響を与えかねない。8月6日付の「FRIDAY DIGITAL」によると、理汰郎くんが通う小学校では、石田が出歩いていることに眉をひそめる保護者もいるそうだ。
石田自身、「あと1回こういう報道が出たらアウト」だと話していたが、であればもう「アウト」ということになるのだろう。だが、石田の行動にたとえ非があるとしても、「だから徹底的に叩いていい」とはならないはずだ。
私たちは今、外食を禁止されているわけではない。周りを見渡せばコロナ禍でも飲み会をしている人はそこら中にいる。飲食店側も存続をかけて必死の呼び込みをしている。政府も外食を推進し農林漁業者を応援するキャンペーン「Go To Eat」の準備を進めており、9月頃から始まる見込みだ。
マスクも常に着けている必要はない。夏場は熱中症を防ぐためにも適宜外すことが推奨されており、石田がどうかはわからないが、マスクを付けられない事情がある人もいるだろう。
感染拡大を不安に思い、呑気に出歩く人たちが悪魔のように見えるという人もいるかもしれない。だがそうした被害感情があったとしても、「だから叩いていい」とは言えないだろう。結局のところ石田純一とその家族は、憂さ晴らしに利用されているに過ぎないのではないか。