
Getty Imagesより
大坂なおみ選手が8月27日(現地時間)に出場予定だったウエスタン・アンド・サザン・オープンの準決勝への出場を辞退した。アメリカ・ウィスコンシン州で黒人男性が警察官に銃撃された事件に抗議の意を示すためだ。
大坂なおみ選手はTwitterを通じてファンに出場辞退を報告。全米各地で黒人差別への抗議運動が起きているのにも関わらず、状況が一向に改善しないことへの怒りと悲しみをこのように綴っている。
<私はアスリートである前に黒人の女性です。黒人女性としては、テニスをしている姿を見てもらうよりも、今は注目しなければならない問題があると感じています。
私がプレーしないことでなにかが劇的に変わるとは思いませんが、白人が大多数を占めるスポーツで議論を始めることは、正しい道へのステップになると思います。
正直、立て続けに起きている警官による黒人虐殺を見ていて、腹の底から怒りが湧いています。(被害者の名前が書かれた)新しいハッシュタグを数日おきにつくり続ける状況に疲れています。同じ会話を何度も何度も繰り返すことにもとても疲れてもいます。いつになったら終わるのでしょう?>
(※日本語訳は編集部による)
大坂選手の発言と行動に世界中から賛辞が届いており、リプライ欄には「I respect your decision」「Thank you Naomi, make me feel proud」「I stand with you!」といった言葉が並んだ。映画『スパイダーマン:スパイダーバース』のピーター・ラムジー監督は「RESPECT」と書かれた野球帽を脱帽する男の子のGIF動画をリプライするなど、著名人も反応している。
しかし、同じ大坂選手に向けたリプライでも、英語ではなく日本語で書かれた投稿は少し様子が異なっているようだ。
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