中1女子の二重整形に賛否 近藤春菜「根本の原因を考えなければいけない」と熱弁

文=柴田さとみ
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『スッキリ』公式サイトより

 Twitterで8月末に投稿された、中学1年生の娘を持つある女性のツイートが反響を呼んでいる。

<私は、中1の娘に二重術を受けさせました。アイプチをしなければ外出できず、登校もできずを2年間過ごし、生活に支障をきたしまくったからです>

 このツイートには10万以上のいいね、2万以上のリツイート、900以上のコメントが集まり、9月3日放送の『スッキリ』(日本テレビ系)でも取り上げられた。

 番組がこのツイートをした女性に直接取材すると、その背景には、思春期の敏感な心に傷を負わせた容姿へのからかいがあった。娘さんは学校へ登校するために、洗面所に1時間近くこもってまぶたにのりを塗り二重にしたり、うまくできなかった日は学校を休むこともあったという。

 二重のりをして、さらにマスク、前髪で目元を隠して過ごす娘に、母としての心配は募る。そんなとき、娘自身が二重整形に興味があることを知り、春休みに整形手術を受けてみることを提案。よく検討した末に、手術を行ったのだそうだ。

 悩みが解消された娘さんは、表情が明るくなり学校にも登校できるようになったという。勉強にも打ち込んで、友達にも積極的に話しかけられるようになり、いまの自分に自信が持てたそうだ。

 『スッキリ』MCを務めるハリセンボンの近藤春菜は、二重手術はコンプレックスを取り除く手段として肯定した上で、整形は表面的な問題を解決するにすぎないと熱弁した。

<二重にすることによって、何より心が明るくなって前向きになって、いろんなことにチャレンジできるようになるなら、私はいいと思う。
ただ、根本の原因を考えなければいけないと思っていて。
(容姿を)からかわれて気にするようになった。からかった子は、人が思いつめることを言ってしまったんだっていうことを自覚しないといけないと思いますし、整形した子に関しても、一番容姿が変わってきて気にする時期だと思うが、価値観はいろんなものがあって、かわいい・きれいだけじゃない。一緒じゃないことが武器になったりするんだよっていう価値観も、持ってもらって、自分を好きになってほしい>

 近藤の言うように、本人の希望で美容整形をすることは自由でも、人の容姿をからかう行為を肯定することはまた別だ。また、「美しいとされる容姿」に囚われ、整形依存症に苦しむケースもある。美しさの基準はそれぞれだということや、誰もがありのままの姿で価値がある存在だということは、若い世代にこそ知ってほしい価値観だろう。

 ネット上では近藤の意見の共感する人も多い。

<彼女を苦しめているまわりの環境は変わらないから彼女への負担は減らないと思う>
<見た目変わって自信を持てるのはいいけど、何か壁に当たったときに『悪いのは容姿がよくないからだ』と考えて整形依存にならないかが心配。『家も出れないほど』なのは整形よりカウンセリングが必要じゃないかなあ>

 一方、『スッキリ』ではよく近藤の容姿をいじり、ネタにしてもいる。このことから、発言に説得力がないという指摘もあった。

<常日頃、近藤春菜さんの容姿をいじって笑いにしている番組で整形の是非とか言われても説得力が皆無では。あなた方は10代に『整形したい』『整形しなきゃ』って思わせる空気を作ってる側ですよ>

 『スッキリ』ではダイエットについても同様のダブルスタンダードを指摘されたことがある。近藤や加藤浩次ら出演者、そしてスタッフも、テレビ文化にすっかり根付いた価値観を刷新すべく試行錯誤している途上なのではないだろうか。

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