
JO1「STARGAZER(OH-EH-OH)」
JO1の勢いが止まらない。8月26日に発売した2枚目のシングル「STARGAZER(OH-EH-OH)」は約28万枚を売り上げてオリコン週間シングルランキング(2020年9月7日付)で1位を獲得した。
セカンドシングルのリリースに際して、JO1は大々的にメディアでプロモーションを展開。「an・an」2020年9月2日号(マガジンハウス)、「ViVi」10月号(講談社)、「NYLON JAPAN」10月号(カエルム)、「Numero TOKYO」10月号増刊(扶桑社)、「bis」10月号増刊(光文社)など、多くのファッション誌で表紙を飾っている。
テレビ露出も引っ切りなしだ。『ジャンクSPORTS』(フジテレビ系/8月2日)、『あさイチ』(NHK/8月7日)、『水曜日のダウンタウン』(TBS系/8月12日)、『ダウンタウンDX』(日本テレビ系/8月13日)、『ヒルナンデス!』(日本テレビ系/8月19日)、『ニンゲン観察バラエティ モニタリング』(TBS系/8月20日)、『プレバト!!』(TBS系/8月27日)、『ドッキリGP』(フジテレビ系/8月29日)など、この夏はJO1の姿を見ない日がないほど出演が連続している。
今年3月のメジャーデビューから半年ほどしか経っていないのにも関わらず、ここまでのメディアジャックが可能な要因の一つに、「彼らが吉本興業系の事務所に所属している」という紛れもない事実がある。
そして吉本興業はいわゆる“強い”芸能事務所だ。昨年7月に闇営業の釈明会見を開いたロンドンブーツ1号2号の田村亮が、吉本幹部に「在京5社、在阪5社は吉本の株主だから、大丈夫やから」とテレビ報道への圧力を示され慄いたと明かしたことからも、それはよくわかる。
ともかくJO1が今までにない日本の男性アイドルグループであることは確かだ。
JO1は韓国の人気オーディション番組の日本版『PRODUCE 101 JAPAN』(GYAO!、TBS)出身の11人組男性アイドルグループ。吉本興業と韓国のエンターテインメント企業CJ ENMによる合弁会社・LAPONEエンタテインメントに所属している。
テレビ出演では、ダウンタウン、博多華丸・大吉、ブラックマヨネーズ、東野幸治など、吉本興業のお笑い芸人がMCを務める番組が多いが、それは事務所によるテレビ局へのプッシュが奏功しているということの証左だろう。
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