SMAP崩壊させた“派閥争い”今も続く? メリー喜多川氏の引退後もくすぶる分裂とファンの不満

文=wezzy編集部
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香取慎吾Instagramより

 9月4日、ジャニーズ事務所が新しい役員人事を発表した。これまで代表取締役会長を務めていた藤島メリー泰子(メリー喜多川)氏がその座を退き、名誉会長となったのだ。

 ジャニーズ事務所で実質的な最大権限を有していたメリー氏の引退。これにより、藤島ジュリー景子社長、滝沢秀明副社長による新しいジャニーズ事務所が本格的に始まることとなる。

 だがメリー氏引退の報に触れ、SMAPのファンを中心にジャニーズ事務所への不満が再び噴出している。SMAP崩壊のきっかけがメリー喜多川氏に会ったことは、よく知られているからだ。

 端緒となったのは、「週刊文春」2015年1月29日号(文藝春秋)が掲載したメリー氏の独占インタビューだった。

 ジャニーズ事務所内の派閥と後継者問題をテーマにしたこのインタビューで、娘のジュリー氏を“次期社長候補”と呼ばれたメリー氏は激怒。「ジャニーズ事務所内に派閥がある」との噂の真相を説明するよう、SMAPのマネージャー・飯島三智氏を呼び出した。

 そこでSMAP・Kis-My-Ft2ら飯島氏の担当するグループと、嵐・TOKIO・関ジャニ∞などジュリー氏の担当するグループの共演がないことの理由を説明しようとする飯島氏を押しのけ、メリー氏は吐き捨てるように言ったのだった。

<だって(共演しようにも)SMAPは踊れないじゃないですか>
<(SMAPは)踊れる子たちから見れば、踊れません>
<悪いけど私、飯島に踊りを踊れる子を預けられないもの>
<対立するならSMAPを連れていっても今日から出て行ってもらう>
<うちの娘と飯島が争うなら私は飯島に『出ていけ』と言うしかない。だって、飯島は私の子供じゃないんだもの>

 それからおよそ一年後。2016年1月13日付の日刊スポーツとスポーツニッポンが、「飯島氏の退社」「木村拓哉以外の4人は飯島氏に従ってジャニーズ事務所をやめる」「SMAPは解散」と報じた。国民的グループとして大きな仕事を複数こなしていたSMAPの突然の解散報道は、大騒動になった。

 この騒ぎを収めるべくジャニーズ事務所が取った行動は、同年1月18日放送の『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)で、SMAPメンバーが黒いスーツを着用し、沈痛な表情で“謝罪”するというものだった。視聴者やファンに向けて「解散はしない」「お騒がせして申し訳なかった」とお詫びする形をとったものの、それがジャニーズ事務所の上層部に対する謝罪であり、“公開処刑”であることは誰の目にも明らかだった。

 結局、8月には正式に解散を発表し、SMAPは2016年いっぱいで解散。稲垣吾郎、香取慎吾、草なぎ剛の3人は2017年に、中居正広は2020年にジャニーズ事務所を退所している。木村拓哉だけがジャニーズ事務所に残った。

 退所後の稲垣、香取、草なぎは、飯島氏の主宰する芸能事務所で再スタートを切った。築いてきた信頼と人脈で彼らには様々な仕事のオファーが舞い込んだが、テレビ出演本数は激減。2019年7月には公正取引委員会が「独立後、3人が出演できないよう民放テレビ局などに圧力をかけていた疑いがある」として、ジャニーズ事務所に注意をする事態となった。

 最近では、稲垣がNHK朝ドラに、草なぎが同じくNHK大河ドラマに出演するなど状況は改善しつつあるが、現在でも民放局のバラエティやドラマ出演はほとんどないままである。

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