「飛行機でマスク着用拒否」男性の言い分 「健康上の理由でマスクが着けられない」ケースに航空会社はどう対応するか

文=柴田さとみ
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『グッとラック!』公式サイトより

 9月7日、釧路空港発関西国際空港行きのピーチ・アビエーションで、乗客の男性がマスク着用を拒否し、離陸後も客室乗務員へ威圧的な態度を取り続けたとして、新潟空港へ緊急着陸したという出来事があった。ネット上ではこの男性に対して、人格を否定するような攻撃が多数されている。

 それを受け9月10日の『グッとラック!』(TBS系)では、マスクを拒否した男性本人に直接取材した様子を放送。

 番組によると、男性はマスク着用拒否だけでなく、その後に提案された他の乗客と離れた席への移動にも応じなかったため、他の乗客に席を移動してもらうことで一度は離陸。しかし、その後も男性は機内で大声を出すなど威嚇行為を続けたという。

 マスク着用を拒否した男性は、<搭乗してからマスクの着用を求めるのはおかしい><体質的に大声が出てしまうが、声は荒げていない>とし、マスクをしなかったのは健康上の理由だと主張。また、男性が警察に伴われて飛行機を降りた際、一部の乗客から(降ろされることに賛成する意味の)拍手が起こったといい、<同調圧力であり悲しい>と話した。

 男性の言い分を受け、スタジオでも議論が巻き起こる。男性の行為について、番組コメンテーターで弁護士の山岸久朗氏は否定的であり、航空法73条に違反する可能性があると指摘。これは機内で安全を損なう行為があれば機長はそれを禁止する命令ができ、従わなければ懲役や罰金刑もありうるというものだ。

 その上で、同じくコメンテーターで画家の中島健太氏は、マスク着用が航空会社からの「お願い」であったことが問題だと指摘した。

<降ろされてしまったことはしょうがないと思う。きっかけになったのが、(マスクの着用が)「お願いベース」で解釈に幅があったということ。本当に感染対策としてマスクが必要なら義務化すべきだと思うし、その上で但し書きがあればよかった。健康上の理由があるなら事前に申請していただければということ。実際、一人の男性がマスクをしてなかったら本当に問題ですか? しゃべらなきゃ飛沫は飛ばない。そのあたりが、あまりにも同調圧力が強すぎるのではないかと感じる>

 この中島氏の意見に、山岸氏は反論。以下のような議論がなされた。

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