ドコモ口座の不正問題でドコモの信用失墜 「二次被害」の詐欺発生にも注意を

文=柴田さとみ
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『モーニングショー』公式サイトより

 NTTドコモの電子決済サービス「ドコモ口座」が何者かに不正に利用され預金が引き出されるという被害が相次いでいる。

 ドコモ口座とは、買い物や送金ができるネット上の仮想的な財布として、NTTドコモが2011年から運用を始めた電子マネーサービスだ。1回にチャージできるのは10万円まで、1カ月のチャージ上限は30万円までとなっている。

 9月11日放送の『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)では、被害者のひとりである30代の女性に取材。女性は9月2日にたまたま銀行アプリで残高を確認したところ、身に覚えのないドコモ口座へ30万円の引き出しがあり、被害が発覚したという。女性はドコモ回線もドコモ口座も利用していなかった。同様の被害が全国で多発しており、9月10日の時点で全国で66件、総額1800万円の被害が分かっていて、今後も増える可能性があるという。

 スタジオではITジャーナリストの三上洋氏が<ドコモ口座を持っていなくても、ドコモ携帯を持っていなくても、警戒を必要>と解説。ドコモと提携するゆうちょ銀行やイオン銀行、みずほ銀行などの35銀行を利用している人は、早めに通帳を記帳して確認した方がいいと呼びかけた。身に覚えのない引き落としで、引き落とし先が“ドコモコウザ”や“デイバライ”となっている場合は怪しいということだ。

 ドコモ口座はドコモを利用していないユーザーでも、メールアドレスを登録すれば開設でき、電話番号の登録さえ不要だった。しかも問題が大きくなる前は、銀行側は「ドコモに聞いてくれ」、ドコモ側は「銀行が本人確認すべき」などと責任を押し付けあっていたことも明らかになっており、ドコモ側の杜撰な対応が批判を招いた。

 ドコモは10日に謝罪会見を開き、セキュリティの甘さを認め全面的に謝罪。被害額を補償すると発表し、新規のドコモ口座解説をストップしたものの、すでにあるドコモ口座を停止にはせず、現状の“甘いセキュリティ”でまだチャージが可能となっている。

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