テレ東女性アナに誹謗中傷…「盗聴被害」軽視され「女のドロドロ」扱い

文=田口るい
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鷲見玲奈アナの告発と関連させ誹謗中傷も

 今回、流出した音声データでは、女性アナウンサー2人が先輩アナウンサーに対して「○○さんはおっぱいだし」、特定のスタッフについて「めっちゃ毛深いし、超怖かった。途中からサルに見えてきた」「超汚い人」などと発言し、「私は結婚して適当な事務所入って土日だけ働くつもり。そのためにテレ東で実績を作ろうと思ってやってるから」と赤裸々な話をしている。だが、その部分ばかりがクローズアップされ、“女子アナの裏の顔がひどい”などといった取り上げた方をするのは違うだろう。

 まず第一に問題視すべきは、社内で盗聴された可能性があるということ、そして悪意を持ってネットに流した第三者がいるということだ。女性アナウンサーたちはプライベートな会話を勝手に録音され、広められた被害者である。

 テレビ東京では、今年3月に退社してフリーになった鷲見玲奈アナウンサーが、6月に自身のツイッターで「色々あった後輩」が「鷲見さんがいなくなれば自分ができる番組が増えるって言ってた」などとつづり、局内での複雑な人間関係を暴露して話題になったこともあった(現在は削除済み)。

 アナウンス室に複雑な人間模様があることは確かなのかもしれないが、今回の音声データ流出騒動で「M」と「I」とされている女性アナウンサーたちを「鷲見アナと色々あった後輩だろう」と決めつけた誹謗中傷もネットでは飛びかっている。

 女性アナウンサーの犯罪行為が露見したわけではなく、むしろ犯罪被害の可能性があるにもかかわらず、彼女たちがプライバシー侵害された上に叩かれるのは、道理にあっているだろうか。これは「女同士のドロドロ」を楽しむようなエンタメコンテンツではなく、れっきとした事件だろう。テレ東側の調査と正式な見解発表が待たれる。

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