人身事故の小田急新宿駅で即興の生演奏 “粋”なはからいが話題に

文=柴田さとみ
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『とくダネ!』公式サイトより

 9月14日深夜1時半頃の新宿駅、人身事故の影響で小田急電鉄の終電がストップし、駅構内には待ちくたびれて座り込む人々の姿があった。運行再開のめどが立たぬなか、多くの人が疲労や苛立ちを抱え、暗く澱んだ雰囲気だったという。そんな時、突如としてホームにある音色が鳴り響いた。

 9月15日放送の『とくダネ!』(フジテレビ系)で取り上げたそんなニュースが、「かっこいい話」とネットで話題を呼んでいる。

 午前0時30分に小田急線三宮橋駅で人身事故が発生し、新宿駅から経堂駅間で一時運転を見合わせることとなった。そんななか、運行再開を待つ新宿駅のホームに居合わせたサックス奏者の二人が即興の生演奏を披露、即席の演奏会が始まったのだという。

 二人は「香水」や「情熱大陸」「名探偵コナンのテーマ」など人気アニメソングやJ-POPなど十数曲を演奏し、居合わせた人たちからは自然と手拍子が。暗く澱んでいた空気がパッと明るくなったそうだ。

 番組では、そのサックス奏者である奥野祐樹さんと太田大地さんを取材。実は二人は2015年に結成されたサクソフォンの四重奏団「Adam」というグループで、「ザルツブルグ=モーツァルト国際室内楽コンクール2015年」サックス四十奏で初の1位を受賞した実力の持ち主だった。

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