
GettyImagesより
東京ディズニーリゾートを運営する株式会社オリエンタルランドが、約4000人いる正社員と嘱託社員の冬のボーナスを7割カットすること、ダンサーを始めとした一部の契約社員に配置転換を要請し、合意できなければ退職などを促していることがわかった。
東京ディズニーランドと東京ディズニーシーは、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、2月末からおよそ4カ月間にわたり臨時休園。7月から営業を再開した。しかし感染拡大を抑えるべく入園者数を通常の半分以下に絞っている。2020年4~6月期の売上高は前年同期比95%減、最終損益249億円の赤字に転じた。
そこで従業員のボーナスカットに加え、一部の従業員への配置転換の要請と退職勧告が行われるに至った。新型コロナウィルスの感染防止のため園内でのショーやパレードは中止しているため、ダンサーの業務は激減している。オリエンタル側はダンサーなど約1000人に対して来春まで業務がないことを伝えた上で、以下3つのうちから選択することを要請した。
・窓口業務などへの配置転換
・契約を更新したうえで、休業補償の手当(給与の6割)のみ受け取る
・退職支援金80万円を受け取り、今月末まで退職
SNSでは、「ダンサーの方々もコロナでディズニーが閉園してる中でも頑張って練習してただろうに」「ダンサーさんやショーに関わる方々の雇用については、なんとか善処してほしい」とダンサーの身を案じるディズニーファンからの声が散見される。
また、「ディズニーはショーが好きなのでこれでダンサーさんの質が落ちたりしたら年パス更新はなしだと思う」と多くのダンサーが去ってしまうことによる、今後のショーの質の低下を懸念する人もいた。
1 2