宝塚音楽学校の伝統作法はハラスメントだったのか。廃止発表にOGから賛否両論

文=雪代すみれ
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 その他、元雪組トップスターのえまおゆう氏も14日、ツイッターに下記のように投稿している。

<宝塚の伝統のこと
報道番組でやってるが
20年近く学年が下の後輩がコメントしてたのをみて、そんな伝統誰が作ったの⁉️というものもあった‼️>

 えまお氏や彩羽氏が指摘するとおり、今までも時期によって規則の違いがあったのだろう。天海祐希氏など73期生が本科生のときに、予科生が髪をピンでガチガチに留めなくてはいけない通称「予科ピン」をなくした話もファンの間では有名だ。

 なお、生徒間の規則ではないが、公演で使われている楽曲の歌詞が、人権問題の観点から時代に合うように差し替えられたことがあると聞いたことがある。このように宝塚は今までもアップデートを繰り返してきたのだろう。

宝塚は時代とともに変化していく

 宝塚歌劇団の専門チャンネルである「TAKARAZUKA SKY STAGE」などで、音楽学校時代のエピソードが語られるとき、ジェンヌさんたちの多くが「規則は厳しかったけれども良い経験だった」と話す。しかし、伝統作法廃止に対してのネット上の反応を見ると、一般社会からは強い違和感を持たれる規則であったことがわかる。

 宝塚ファンである筆者も「宝塚はそういうもの」と思い、今まで違和感を持ってこなかったが、今回の見直しには賛成だ。それは独自のルールが閉鎖的な空間で運用されることによって、別の世界でも問題が起きているからだ。

 ファンの中には「厳しい規則がなくなることで、舞台にも影響するのではないか」と心配する声もあるが、彩羽氏は先のYouTube動画で、<宝塚音楽学校の決まりが変わったりなくなったりするからって、宝塚がだめになるってことは絶対にありえないと思う>と断言している。

 今後も時代に合わせて変化しつつも、ずっと宝塚が素敵な舞台を生み出し続けることを楽しみにしている。

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