生徒の要望で教師のたばこ禁止令 「喫煙する自由はあるが、どこでも吸っていい権利はない」

文=柴田さとみ
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GettyImagesより

 先日、京都府の名門私立・洛星高校で「喫煙後45分以内に授業がある場合、教師が喫煙することは禁止」するという規則が設けられた。9月17日放送の『グッとラック!』(TBS系)ではこの話題を取り上げ、規則のメリットとデメリットについて議論がされた。

 洛星高校の新規則の発端は、授業中に感じるたばこの臭いだったという。生徒から「気になって授業に支障が出る」という意見が出る中、たばこの匂いが苦手だった生徒が“教師の喫煙規制”を公約に掲げ生徒会長に立候補。見事に当選して公約を果たした。

 また、生徒が学校側と話し合うにあたり、喫煙について詳しく調べたところ、たばこは臭いだけでなく「三次喫煙」の問題もあることが分かったそうだ。

 三次喫煙とは、喫煙した人の髪や服についたたばこの有害物質を、周囲の人が吸ってしまうこと。喫煙後45分は、口から有害物質が出ているというデータもあり、特に気管支喘息の患者や化学物質過敏症の人は、呼吸困難や涙が止まらなくなるなどの症状が出るおそれがある。

 スタジオの議論では、コメンテーターの中島健太氏が<(喫煙者が)減ってほしい気持ちは分かる。でもいま、先生はものすごいストレス下に置かれている中で、ストレス解消の機会がどんどん減っていくのはかわいそう。三次喫煙の問題を、吸わないってことで解決するのか、喫煙所の換気をよくするのか。あるいは、口から有害物質が出るって言うけど、いまはマスクをして授業をしているから実際のところどうなのかデータのすり合わせもしてほしい>と、喫煙者の教師に同情を寄せていた。

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