山口達也、飲酒運転逮捕を「裏切り」「自分に甘い」と切り捨て…依存症の回復を妨げる報道

文=wezzy編集部
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 酒気帯び運転は違法行為であり、決してしてはならない危険な行動だ。今回は運良く大事にいたらなかったが、人命を失うような大事故に発展していた可能性もある。

 だが一方で、事件やアルコール依存を山口達也の“甘さ”に起因しているかのように報じ、叱責の言葉を投げかけることは、メディアとして軽率すぎるのではないだろうか。

 ワイドショーをはじめとしたこういった報道は、アルコールへの欲求と日々戦いながら依存症の治療を続けている人をさらに追い詰める危険性がある。

 23日放送『とくダネ』(フジテレビ系)では、コメンテーターの古市憲寿氏が、スポーツ紙の「アルコールを断ち切れなかった山口容疑者の意志の弱さ」について書かれた記事を取り上げて、<この記事は本当に見識の浅い記事。アルコール依存というのは意志の強さ、弱さではない>とはっきり指摘した。

 また、乙武洋匡氏は自身のYouTubeチャンネルで山口達也の事件への見方について、次のように語っていた。

<『反省してない』とか『自分に甘い人間なんじゃないか』というのは、ちょっと当てはまらないというか、慎重になるべき言葉なんじゃないかなと思うんですよね>
<アルコール依存症というのも、偏見がまだまだ強いからこそ、治療に行くこともできなかったり、またそういったことを公表することも難しかったりというような状況で、かえって自分自身の状況を悪化させてしまっているという方も少なくないんじゃないかなと思っています>
<こういった報道が“彼を叩く”といった報道に流れるのではなくて、『依存症の可能性のある方は、しっかりと専門機関に相談した方がいいよね』ということが社会の共通認識として広まっていけばいいなと思っています>

 この社会において、“アルコールに関する悩みを抱える人”は、珍しい存在ではないはずだ。酒のCMはあらゆる場所に溢れ、飲酒を誘惑する。このうえアルコール依存への偏見が蔓延り、自己責任だ甘えだとなじられれば、周囲に助けを求めることもできなくなってしまう。

 古市氏は『とくダネ』において、<薬物依存と違ってアルコールは手に入りやすい。個人の力で抜け出すのは難しいし、家族や仲間たちの助けが必要。こんな時こそ山口さんにはTOKIOが必要なんじゃないか>ともコメントしていた。

 様々なメディアが、山口が孤独・孤立からアルコールに再び溺れたなどと報じているが、であればこそ余計に、身近な支えが必要であることは確かだろう。叱責されたくらいで、自分の意思だけで断ち切れるような生易しいものではないのだ。

 今年7月に株式会社TOKIOの設立を明かした際、松岡昌宏は山口合流の可能性について「絶対にないとは言えないです」と話していた。松岡と長瀬智也は、山口を特に「兄貴」と慕っていたという。彼らはやはり今の山口に必要な存在かもしれない。

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