禮拜文房具 TOOLS to LIVEBY(ツールズ・トゥ・リブバイと呼びます、以下TOOLS to LIVEBY)は2013年に台湾の中心都市台北市にオープンした、オシャレな文房具のセレクトショップで、台湾の文房具ブームの魁となったお店です。
筆者が以前に取材で訪れた平日の午後、夕方と呼ぶにはまだ早い時間にもかかわらず、多くの来店客で賑わいそのほとんどが女性客というお店でした。

台湾の人気セレクトショップの禮拜文房具
このお店のオーナーは、広告などを手掛けるデザイナーご夫妻で、古典的な物に現代の感性を取り込むというコンセプトのもと、どこか懐かしいデザインでありながら洗練されたプロダクトを展開しています。
TOOLS to LIVEBYのオリジナル文具のワイヤークリップやハサミは、すでに日本にも販売されていて、文房具ファンの間ではすでに人気のブランドとして認められています。

デザインセンスがパッケージに現れる
人気のTOOLS to LIVEBYが手掛けるオリジナル文房具から、きょう紹介するのは「リードリフィルケース」。パッケージがとにかく格好良くて、店頭で見かけたら中身が何なのか分からなくてもつい触れて確認したくなる魅力を放っています。
このセンスの塊のようなパッケージの中身は、私たちが日常でよく使うシャープペンシルの替え芯。それが3500円と聞くと何本の芯が詰まっているのか気になりますが、リードリフィルケースの魅力はシャープペンシルのリフィル(替え芯)にではなく、このケースに込められているといっても過言ではありません。

これまでの芯ケース
これまでに日本で発売されてきたシャープペンシルの替え芯は実用品としての役割が中心で、ケースそのものにセンスを求めるような製品ではなく、またそれが当たりまえでデザインにコストをかける必然性もありませんでした。
近年ではさすが日本のクオリティーと思える、芯の出しやすさなどの機能性が盛り込まれてきましたが、常に持ち歩きたくなるようなカッコ良さは、いまひとつ欠けていました。

真鍮製の豪華芯ケース
TOOLS to LIVEBYのリードリフィルケースは、ガジェット好きなユーザーの心をくすぐる真鍮で作られた筒状のシャープペンシルの芯ケースです。
極限までに無駄を省いたシンプルな筐体には「TOOLS to LIVEBY」とブランド名だけが刻まれ、余計なものはすべて排除された潔さの美学が感じられます。

ローレット加工の握りやすいキャップ
真鍮製の筐体は使うほどに色が変化していき、それはユーザーと一緒に過ごした時間の証となり、真鍮製品を愛用する人の多くが感じている魅力です。
リードリフィルケースは真鍮製品の持つ美しさだけでなく、芯ケース本来の使い勝手も備えています。キャップ部分にはローレット加工が施されていて2本の指でつまんだときしっかりとホールドします、加えてゴムパッキンが中の機密性を高め、ながら開け閉めのし易さにも貢献しています。
実際の触れて見ると、見た目よりもかるく開閉ができ、それでいてしっかりとキャップが閉じられる感覚が指先から伝わってきます。

中身がわかるさりげない表記
リードリフィルケースには3本のケースが同梱包されていますが、なぜ3つ?と思ったらキャップの上に芯の堅さと濃さを表すためのJIS規格の記号がさりげなく刻まれていました。
種類は「HB」「B」「2B」の3種類で、日本でも使用頻度の高いオーソドックスな芯がそれぞれ10本ずつ納められています。
今回は3本入りパッケージを紹介していますが、それぞれ単品でも購入も可能です。
まとめ
現在、日本でも人気を集めているセレクトショップに並ぶ文房具は機能や性能だけではなく、そのデザインに至るまで顧客が求める高いニーズの商品を扱っています。
TOOLS to LIVEBYの「リードリフィルケース」は、そんなセレクトショップに相応しいクオリティを持った製品です。これまでスポットを浴びることがなかったシャープペンシルの芯ケースをただの収納ケースではなく、アクセサリーの域ににまで昇華させたことで、台湾や日本のユーザーに評価された新しい文房具と呼べるかもしれません。
台湾で絶大な人気を誇るTOOLS to LIVEBYのオリジナル芯ケース「リードリフィルケース」は、シャープペンシルこよなく愛し予備芯を常に持ち歩く人にオススメしたい逸品です。
メーカー 禮拜文房具 TOOLS to LIVEBY
製品名 リードリフィルケース
素材 真鍮(ケース)
内容 HB・B・2Bの0.5mmm芯が各10本
価格 3500円(消費税別)
(出雲義和)