この春の巣ごもり期間で通販の習慣がついた方も多いかと存じますが、それとはまた別に、遠距離の人と自由に会うことができなくなり、手許から荷物を発送することも増えたのではないでしょうか。
手紙や薄手の小物、また押されても壊れないものであればパッキングにさほど気遣いすることなく、適した大きさの封筒などで送ることもできますが、これが立体的なものになったり、輸送中に壊れては困るものなどを送る際には、やっぱり緩衝材だったりダンボールだったりを用意しないといけませんよね。
ふだんからダンボールをストックしておくのは、家庭ではなかなかできないと思います。また、送るものの大きさもまちまちだと、ダンボールの種類を入手することもけっこう面倒です。
もし、たったひとつ用意するだけで、大半のものを梱包してさっと宅配に出せる包装材があったら便利だと思いませんか。
今回ご紹介するスコッチ™フレックス&シール梱包ロールは、そんなあなたに最適な梱包材です。
ロール状に巻かれた梱包材は、大きさによって2種類あります。幅は同じ380ミリメートルで、長さが3メートル巻のものと6メートル巻のものがあります。
ぱりぱりとビニール包装を解き、ブルーのロールを開いてみると、内側にグレーの粘着層が見えてきます。粘着層と言っても、この面はねばねばしているわけではありません。ブルーの表面にも、梱包するものにも、また手をついても、いっさい貼りつきません。
実は、このグレーの面どうしがくっつくと、剥がれないほど強力に貼りつくのです。
シートは3層構造になっています。表面のブルーのシートは撥水性があり、雨などから内容物を守ります。ブルーのシートとグレーの粘着層の間には気泡層があり、衝撃から内容物を守ります。
使用方法はいたって簡単です。梱包したいものを置き、端に余裕が出るくらいの大きさで、はさみを使って切ります。そして内容物を包み、折り曲げた端と端を押さえつけ、隙間をなくすように押しつけていきます。
これで梱包は完了です。グレーの粘着面どうしがくっついて、もう剥がれません。
あとは周囲の無駄な部分を切り落として、送り状を貼ってそのまま集荷に依頼するだけです。箱もいりません。ガムテープも、緩衝材もいりません。必要なのは、この製品とはさみだけです。たったそれだけで、梱包が完了するのです。
写真では四角い箱を梱包しましたが、もっと複雑な形をしたものでも包むことさえできれば梱包が可能です。隙間をなくすことで中で物が動くことがなくなりますから、緩衝材をぎゅうぎゅう詰め込むことを考えればこちらのほうが安心できるかもしれませんね。
フレックス&シール梱包ロールの利点は、とにかく簡単で梱包が楽なこと。そしてこれひとつあれば、他の梱包資材が不要になることです。またロール状の製品なので、使用していない際に場所を取りません。予備をストックする際にもスペースが少なくて済みます。
今回の写真の梱包物は、このあと実際に宅配便に持ち込みましたが、問題なく受理されています。
業務で製品を発送する際には、小型の梱包発送物をこのフレックス&シール梱包ロールに任せてしまうことで、梱包材の種類を減らすことができます。
個人で運用する場合でも同様に、これさえあれば他の梱包資材が不要になりますから、自宅にわざわざダンボールや梱包材をストックする必要がなくなります。
不器用で、切ったり貼ったりがうまくできないと躊躇される方もいらっしゃるかもしれません。でも、本製品は「置いて」「切って」「貼る」だけです。切るのは適当でよく、貼る際にも別に四隅を綺麗に合わせる必要はありません。貼ってから周囲を切ることで綺麗に整形が可能で、実際わたしも決して切ったり貼ったりは得意ではありませんが、最後に周囲を切ることで見栄え良くできたので満足しています。
フレックス&シール梱包ロールで包装したものが到着した際には、手で引っ張っても粘着を外すことはできませんので、はさみかカッターで切って開封することになります。あまり内容物の際まで刃物を入れると切れてしまう危険もありますので、開封時には周囲からはさみで内容物に届かない位置まで切れ込みを入れ、そこから手で裂くようにして開封するのがいいでしょう。
6メートル巻のほうがメートル当たりの単価は若干安いのですが、まずは3メートル巻で実際にお使いになってみて、本製品の便利さを実感していただけたらと思います。小物の発送に便利な製品、ぜひ一度お試し下さい。
(他故壁氏)