ファンからは運営への批判も
石森虹花は2015年に欅坂1期生のオーディションに合格。年長のメンバーであり、“おバカキャラ”の側面もありつつ、グループ全体を俯瞰しまとめる役を担ってきた。不動のセンター・平手友梨奈が抜けた際も、メンバーを支えるしっかり者として評価されてきた彼女だけに、ホストとの熱愛という報道はファンに衝撃を与えた。
一方で、長くグループを支えてきたメンバーさえも卒業を選択する現状に、運営の責任を追及するファンも少なくない。
ファンが欅坂46の運営に不満を持つようになったきっかけのひとつは、今泉佑唯の“いじめ問題”だ。今泉は平手一強の体制に異を唱えていたが、それを許せない一部の平手信者メンバーは、今泉の持ち物を隠すなど嫌がらせをしていたという。今泉は2018年11月にグループを卒業したが、運営はいじめの有無について情報を公開することはなかった。
平手が卒業し今までの体制を維持できなくなった欅坂は、「櫻坂」への改名が決定している。しかし、石森のスキャンダルを報じた「文春オンライン」によると、石森は改名に納得しておらず、熱愛報道が出たこともありすぐ運営に卒業を申し出たそうだ。
10月、欅坂46は5年の歴史に幕を閉じ、櫻坂46として新たなスタートを切るが、ただ名前やロゴを変えただけで、何が変わるのだろうか。これまで築いてきたクールでダークなグループのイメージを払拭するのだとしたら、1から積み上げていくことになりそうだ。だが同時に、グループ独自の個性も失いかねない。
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