爆笑問題・太田光は「勝訴」できるのか 裏口入学報道の裁判で繰り広げた“太田劇場”

文=柴田さとみ
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GettyImagesより

 お笑いコンビ・爆笑問題の太田光が、「日大芸術学部へ裏口入学したと虚偽の記事を掲載され名誉を傷つけられた」と新潮社を提訴していた裁判。10月1日に東京地裁で開かれ、太田本人が法廷に初出廷した。

 10月2日放送の『とくダネ!』(フジテレビ系)では、トップでこのニュースを報道。番組では、東京地裁に入る際に車の後部座席から報道陣に向けてピースサインをする太田の姿や、通常では誰も動かない廷内映像で傍聴席に向かって親指を立てたり、両手の人差し指を向けるお馴染みのポーズをする太田の映像を流した。

 法廷で太田は<父は「大学は人と出会う場所で日大の芸術学部に行った方がいろいろな人に出会えるからいいんじゃないか」と(言っていたが)、田中にしか出会えなかったけど>などと発言したという。本人も度々笑い、傍聴席からも笑いが起こるなど、“太田劇場”と呼べる異例の裁判となったようだ。

 また、法廷で「裏口入学した自覚はあるか?」という弁護人からの質問に、太田は「ない」と答えたが、「金は渡したのか?」という問いには「父は絶対ないとは言えない。死んでいますので」と、裏口入学の可能性は否定できないと回答。その上で、「芸人としてのイメージがねじ曲げられた気がした、自分が有名であるがために死んだ後に親父を傷つけた、そういうことをされたこと、新潮社に対してすごく悲しい気持ち」だとも明かしていた。なお、新潮社側は「記事は真実と確信している」と主張している。

 『とくダネ!』のスタジオでは、厳粛な法廷でボケを繰り返した太田に対し、タレントで番組キャスターのカズレーザーは<期待通りにいろいろやってくれた>と笑いを誘いつつも、「厳粛な法廷でボケて、裁判官の心証が悪くなってしまうのでは」と心配。弁護士の若狭勝氏も、法廷の威厳を大きく傷つけると拘束される場合もあるとコメントした。

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