「コロナはただの風邪」を主張
U:母の指示通りに生活をしないと暴言の嵐を浴びせられるので、まったく納得はしていませんが従わざるを得ません。でも子ども関係のお付き合いがあると、お友だちやご近所から市販のお菓子をもらうことってありますよね。ですが実母からの圧力が恐ろしかったので、捨てられるものは捨てるしかありませんでした。その場で食べるような状況にかぎり、食べさせていました。
長女は好き嫌いがないので、私の母が認めるようなおやつ=煮干しなどもよく食べてくれるのが本当に助かりました。今、乳児である次女には紙オムツを使っていますが、本当にラクですね。長女のとき、小さい子を見ながら桶でゴシゴシ布オムツを洗うというのが、とても大変で。ただ、ゴミが少なかったり肌荒れしにくいような点は、布オムツも悪くはなかったです。
ワクチンの件を筆頭に、Uさんの子どもたちにまで危険が及ぶ環境に「逃げろ」と言いたくなりますが、母が祖父母の介護を放置していたため、実家の近くに住居を構えざるをえなかったのだとか。また、そのように近居でありながら母は「自分の勉強の邪魔になる」と里帰りは拒否。なのにUさん家へのアポなし訪問は日常で、抜き打ち検査のように家事育児をチェックしてくるのだというから、有り体に言って「毒親」と呼んで差支えなさそうです。
U:長女を産んだとき、私はシングルマザーでした。はじめての育児をしながら自分の家と実家、おばあちゃんの家の家事をやっていたので過労と心労が重なり、体を壊しました。それも母いわく「薬のせい」。母がこうなったのは、父との夫婦関係がうまくいっていなかったことや、身近な人間の死もきっかけになっているかもしれません。
すでに説明不要であるくらい有名ですが、アムウェイといえば「飲めるほど安全!」と宣伝する洗剤で、野菜の農薬を洗い落とすパフォーマンスが有名です。そのほか「予防接種は毒」「薬や製薬会社の金儲け」「ワクチンは政府の陰謀」etc. Uさん母の口から出てくる言葉がセットになっている率の高さも、よく知られていることでしょう。つまりUさん母は典型的なアムウェイ信者なのですが、そこに加えて某新興宗教への傾倒と行動力が規格外。教団に数億円寄付したり(その行為以前に財力にびっくりですが)、このコロナ禍に「宗教の勉強」と海外へ渡航したままだったりと、次々と驚愕のエピソードが飛び出します。
U:最近ますます凄まじいんですよ。今朝も渡航先から「新型コロナになっても副作用が怖いから薬は絶対飲むな! ワクチン作るな! 打つな!」みたいな動画が送られてきていました。「コロナは風邪」と言い、緊急事態宣言のときも、毎日都内にせっせと通っていただけあります。
ここ1カ月で母親から土地を一括支払いで売りつけられそうになったり、私の印鑑を勝手に作ってマルチ関係者の保険へ入らさせられそうになったりと事件つづきだったので、息つく暇もありません。挙句の果てに「コロナなんてただの風邪なのにホテル2週間待機と消毒させられるなんて信じられない!」とLINEで吠えつづけています。現地でも、「アルコール消毒なんてしたら良い菌まで死んでしまうから、絶対やらない」を通そうとしている様子も伝わってきます。長年母の暴走に付き合ってきましたが、もうさすがにあきれ果て、LINEもろもろブロックしたのが、ついさっきです。
「コロナはただの風邪」と言えば、ネットのトレンドランキングのトップにも躍り出たヤツですね。新型コロナに警鐘を鳴らすマスコミや医師を批判する政治的な言説ですが、陰謀論者や過激自然派、スピリチュアル界隈もこのフレーズを多用するようになりました。しかもUさん母は、家庭内クラスターフェス状態。アムウェイ製品を宣伝し、某信仰宗教と深く関わりのある「トンデモ医」の教えも、この暴走の燃料になっているようです。