松本人志を囲む会で「みんな血だらけに」オリラジ藤森が震え上がった吉本興業の洗礼

文=千葉佳代
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 にわかには信じられない話だが、これにはタカトシのトシも「そうそう、あの交差点のところでね」「やってた」と回想。どこまで盛っているのか、いないのか。

 三々五々で解散し、藤森は品川について行き道玄坂のカラオケ屋に入ったが、品川はまだ松本を囲む会のカッカしたテンションを引きずっており、肩がぶつかった相手に「痛えなこの野郎」と言われたのを引き金にして「なんだてめえこの野郎!?」とそのまま取っ組み合いの喧嘩を始めたという。

 地方出身で私大を卒業したばかりのお坊ちゃんだった藤森は、「怖くて怖くてしょうがなくて。吉本興業なにこれ……? 芸人の会社じゃないの?」と、震え上がったそうだ。

 彼らも「今では考えられない」というが、15年前はそのような暴力沙汰が日常茶飯事だったという。「昔のお笑いは、無茶するのが芸人」という時代だったと藤森は言い、「その時代を垣間見た最後の世代」と自称。第7世代のような若い芸人たちはそんな時代を全く知らないという。

 この15年で、血の気の多かった芸人たちもすっかり年をとって丸くなり、同時に時代も変わった。暴力や性暴力、マイノリティを差別して嘲笑するような笑いなどは、テレビでやるべきことではなくなった。過去を振り返って「テレビが自由だったから面白かった」「今よりずっとお笑いが尖っていた」と回顧する芸人もいるが、暴力に頼らずトークやコントで笑いを生む今の時代の方が若手もよほどやりやすいだろう。

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