ベガルタ仙台、道渕諒平選手のDV逮捕隠してのクラファン継続に批判多数

文=田口るい
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 しかし週刊誌報道を受けてチームの見解は一転。「クラブが認知していなかった事実など、クラブの秩序、風紀を著しく乱す内容が含まれていた」という理由から、ベガルタ仙台は道渕選手との契約を10月20日付で解除した。これにより、道渕選手が契約解除となったことで「自暴自棄になりそうで本当に女性が危ない」「被害者の安全確保がなされてる事を祈る」と元交際相手の女性の身を案ずるネットの声もある。

 道渕選手はヴァンフォーレ甲府に在籍していた2017年7月にも、知人女性に暴力をふるって逮捕されている。道渕選手は同年8月末に不起訴処分となり、ヴァンフォーレ甲府は道渕選手に対して同シーズン公式戦出場停止と3カ月の20%減俸という処分を下すことや、社会貢献活動を行うことなどを発表。さらに、管理監督者である当時の社長や副社長、総務・経理本部長兼強化部長にも、1カ月の5%減俸という処分が科された。

 道渕選手の不祥事に迅速に対応したヴァンフォーレ甲府とは違い、ベガルタ仙台は逮捕後も事件を公表せずに道渕選手を試合に出場させ、事件が明るみになった途端、契約解除に踏み切っている。そのため、「仙台の対応が完全にアウト」「ヴァンフォーレ甲府の対応がどれだけ誠実だったか」「これ契約解除で終わらせちゃダメなんじゃないの? クラブに説明責任あるでしょ 隠蔽してた疑いもある」と、チームへの批判も相次いでいる状況だ。

 ベガルタ仙台は、新型コロナウイルスの影響で試合数が減ったことから業績が低迷し、3億800万円の債務超過となる見込みがあるとして、9月26日からクラウドファンディングや募金の受付を行っていた。今回、道渕選手の不祥事を公表しないまま、サポーターに支援を呼びかけていたことも発覚したことになり、ファンの失望は大きい。サッカーファンやサポーターからの信頼を取り戻すためには、チームのコンプライアンスの強化はもちろん、経営体制の見直しも求められるだろう。

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