「BTSを利用するな!」ビルボード1位歌手に非難が殺到した理由とは

文=wezzy編集部
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BTS公式Twitterより

 BTSのファンがシンガーソングライターのジェイソン・デルーロへの怒りを爆発させている。

 10月12日付ビルボード総合シングルチャート(Hot 100)は、1位がリミックスバージョンでBTSをフィーチャリングしたジェイソン・デルーロの「Savage Love」、2位がBTSの「Dynamite」だった。BTS関連作品がアメリカの総合シングルチャートで1、2フィニッシュを飾る快挙を達成した。

 そこで問題となったのはジェイソン・デルーロのTik Tok投稿である。彼はチャート首位を祝したパーティーで乾杯する動画をTik Tokに投稿。そのコメントには友人ら数人のアカウントをタグ付けしていたのだが、そこにBTSのアカウントがなかったことに、ARMY(BTSファンの総称)が怒りを爆発させたのだ。

 ジェイソン・デルーロは話題づくりのためにBTSを利用しており、BTSへのリスペクトに欠ける──ARMYはそのように解釈し、怒りをSNSに投稿してジェイソン・デルーロは炎上。

 19日になって、彼は問題となったTik Tok動画にBTSのアカウントを付与したコメントをTwitterに投稿したが、ARMYの怒りは冷めることなく、「遅すぎるよ」といった非難のリプライが1万6000以上もついている。

 なぜ「タグ付けしなかっただけ」でこれほどまでにBTSファンが怒っているのか、端から見れば意味がわからないかもしれない。だがそこには理由があるのだ。

BTSは欧米において「非英語圏からやってきた黄色人種の7人組グループ」

 ARMYがここまで怒りをあらわにする背景には、韓国から一気に世界に飛び出し、一躍スターダムをかけあがったBTSへの差別的な扱いが横行しているという事情もあると言えるだろう。欧米において彼らは「非英語圏からやってきた黄色人種の7人組グループ」であり、偏見の目を向けられることも少なからずあった。

 BTSはリーダーのRM以外はあまり英語が得意でなく、簡単な受け答えは英語でできても、スピーチのように長く思いのたけを話さなければならない場面では韓国語に切り替える場合も多い。2019年6月にはこうしたBTSメンバーの英語力をバカにしたオーストラリアの放送局が視聴者からの指摘を受けて謝罪したことがある。

 また、BTSの面々はこれまで欧米で性的魅力があるとされてきたマッチョな男性像から逸脱したルックスだ。メキシコの放送局はそのことを茶化して「男なのにとても細く、ヘアスタイルもおかしい」「ゲイクラブで働く人のよう」と表現したこともある。これも視聴者の指摘を受け、差別的な発言であったことを放送後に謝罪している。

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