
そろそろホットに戻る季節!
暑かった夏があっという間に過ぎ去り、気温も落ち着き始めた今日この頃。夏はアイスコーヒーだったという人も、そろそろホットに戻る季節ではないでしょうか。そこで今回は、国内コーヒーチェーン界において店舗数トップ2を誇る「ドトールコーヒー」と「スターバックスコーヒー」のホットコーヒーを徹底比較します!

お手頃なドトール
ドトールは言わずと知れたコーヒーチェーン店。全体的に価格がリーズナブルで、短時間の休憩や時間つぶしにも利用しやすいのが嬉しいお店です。一方のスタバは、アメリカ発のコーヒーチェーン店で、プライスゾーンは少々お高めなイメージ。ですが、それに見合った質の高い商品を提供しています。
今回比較するドトールの商品は、「ブレンドコーヒー S」。220円〜というお手頃価格でありながら、味にも定評があり、コーヒー通の大人のなかにもファンは多いようです。

こだわりのスタバ
対するスタバの商品「ドリップコーヒー」も、高品質のアラビカ種コーヒー豆を使用しているというイメージ通りのこだわりぶりの一方で、実は290円(税別/スタバ以下同)から購入できるのです。
どちらも低価格と高い味わいを持ち合わせているので、なかなか良い比較になるのではないでしょうか。では、ふたつの商品をレビューしていきましょう!
ドトール「ブレンドコーヒー」は苦味強めで後味まろやかな“まろ苦”な味わい

テイクアウトなら、紙製のコップに入れてもらえる!
改めて、ドトールの「ブレンドコーヒー」はS、M、Lの3サイズ展開。今回選んだSサイズの価格はテイクアウトなら220円で、ブラックで飲んだ場合のカロリーは1杯あたり5kcalです。

飲み口が大きめで、飲みやすい
飲み口を塞いでいたフタを押し上げると、ほろ苦いコーヒーの香りが! 飲んでみると、口に入れた瞬間は苦味が強く感じられ、そのおかげで輪郭のはっきりした味わいになっていました。

誰からも愛されるブレンドコーヒー!
しかし不思議なことに、後味は非常にまろやかであり、最終的には丸みのある優しい味わいに仕上がっているのです。一言で例えると“まろ苦”でしょうか。非常に飲みやすく感じられました。
スタバ「ドリップコーヒー」は酸味と苦味が大迫力で感じられるツワモノ!

おなじみのマークがプリントされた紙製コップ
スタバの「ドリップコーヒー」は、ホットとアイスが用意されており、サイズはShort、Tall、Grande、Venti® の4種。加えてカフェインレスバージョンにもできるので、その時の気分に合わせて選択できます。
今回選んだホットのShortは290円。ブラックで飲んだ場合のカロリーは、1杯あたり13kcalです。

飲み口がマドラーで塞いであるので衛生的&こぼれにくい
そんなコーヒーのフタを開けると、思わず吸い込まれそうになるほど奥行きのある香りが感じられました。

クセが強め!
飲んでみると酸味も苦味も強く、かなりパワフルな印象。舌に触れた途端、口の中いっぱいにクリアな酸味が広がり、喉を過ぎると苦味がドスンと来るのです。
コーヒーを飲みなれていない人にはキツく感じられてしまうかもしれません。とはいえ、一口のなかにも複雑な香りと風味が豊かに入り混じっており、さすがのこだわりを感じる一杯です。
ドトールとスタバのホットコーヒーを徹底比較!

意外にもコスパに大差なし
それぞれレビューしてきたドトールとスタバのホットコーヒーをいざ比較! まずコスパについて言及すると、ドトールが220円(テイクアウト/税込)なのに対し、スタバは290円。量はスタバのほうが高い分、ちょっと多めかなという印象です。

右がドトール、左がスタバ
お皿に少しずつ垂らして濃さを比較しましたが、どちらかが濃いわけでも、薄いわけでもありません。実はコスパに大差なし……となれば、コーヒーの好みに合わせて選ぶのがベターかもしれませんね。

パワフルコーヒー? まろやかコーヒー?
そして、肝心のお味について。ドトールはビターさを感じさせながらも角の取れた丸みのある味わいだったのに対して、スタバは苦味も酸味も迫力があり、かなり力強い味わいでした。
さらにスタバのコーヒーは、冷めてしまうと酸味がより強く感じられるので、我こそはという“パワフルコーヒー好き”でないと飲みきれないかも…。なので、ほどよく苦く、優しいコーヒーがお好きな方にはドトール、バチっと強めのコーヒーがお好きな方にはスタバをおすすめします!