
ネギ香るネギ玉牛丼を食べ比べ!
パッと寄ってすぐに食べられる忙しいサラリーマンのお昼の味方、牛丼チェーン店。たっぷりネギの上に卵を乗せていただくネギ玉牛丼は、大手チェーン店ではよくラインナップされている定番メニューです。そこで今回は、牛丼チェーン店大手の「松屋」と「すき家」のネギ玉牛丼を徹底比較してみました。

四半世紀以上の歴史がある「松家」
松屋は1968年7月に開業した、松屋フーズが運営している牛丼チェーン店です。松屋フーズの原点は実は牛丼店ではなく1966年6月に創業した中華飯店で、現在もとんかつ専門店や回転寿司店、カレー専門店などの多種多様な事業を展開しています。

店舗数日本一の「すき家」
一方、すき家は1982年11月に神奈川県横浜市で誕生し、日本で一番の店舗数を誇る牛丼チェーン。運営しているゼンショーホールディングスはすき家のほかにも、ファミリーレストランやパスタ専門店、回転寿司店などさまざまな外食チェーン店のブランドを立ち上げています。
比較する商品は松屋の「ネギたっぷり旨辛ネギたま牛めし」と、すき家の「ねぎ玉牛丼」で、どちらもテイクアウトで購入しました。それでは、さっそくそれぞれの特徴を見ていきましょう。
松家「ネギたっぷり旨辛ネギたま牛めし」はピリ辛な味つけが美味!

湯気がこもって水滴が滴っています
松家の「ネギたっぷり旨辛ネギたま牛めし」は並盛だと430円(税込)で、エネルギーは823kcal。ほかのサイズはミニ盛、大盛、特盛が用意されています。また、イートインで注文された場合は、味噌汁がサービスされるとのこと。

プラスチック容器に入ったお肉が香ばしい!
パッケージは上部のプラスチック容器にお肉とネギ、下部にご飯とセパレートされています。

ボリュームたっぷり!
お肉とネギをご飯の上にかけて、さらに別の容器に入っている半熟卵を乗せると完成! いい匂いが漂ってきます。

お肉とネギ、汁がよく絡まっています
ひと口目からスパイシーな味わいが口いっぱいに広がり、しっとりとしていて牛肉に絡みついたネギや、汁が染み込んでしっとりとしたご飯がそれぞれ絶妙にマッチしていて、噛んだときに一体感を覚えます。また、半熟卵の卵黄が食感をマイルドなものにしてくれています。素のままの牛丼にトッピングを加えたというよりはビビンバのような、牛丼とは異なるジャンルの料理だという感想を抱きました。
すき家「ねぎ玉牛丼」はフレッシュなネギでメリハリのある食感!

フタを開ける前からボリューム感が伝わります
すき家の「ねぎ玉牛丼」は並盛では480円(税込)で、エネルギーは853kcalです。ほかにはミニ、中盛、大盛、特盛、メガと合計6種類ものサイズが取り揃えられています。

新鮮なネギの存在感!
ご飯の上にお肉とネギが乗せられていて、具材が絡まっていないのでネギがシャキシャキとしている印象があります。

「ねぎ玉牛丼」の出来上がり!
別途の生卵は上に乗せると完成です。卵黄にツヤがあり、食欲をそそられます。いざ、実食!

卵と絡めて美味しさ倍増!
期待通りネギはシャキシャキとしていて、ご飯も汁気が少ないため白米の噛み応えが感じられる、メリハリのある食感となっています。卵の卵白によって柔らかさがあるためか、まぶされているコチュジャンソースの主張はそこまで感じられませんでした。全体的な味つけとしては、ベースになっている牛丼にアクセントとしてネギが加わっている、という印象がありました。
2大チェーンのネギ玉牛丼を徹底比較!

左が松家で、右がすき家
まず、価格は松屋の「ネギたっぷり旨辛ネギたま牛めし」のほうが50円安く、エネルギーも松屋のほうが若干低いです。

右のすき家のほうがネギがシャキッとしているように見えます
味に関しては、松屋はお肉、ネギ、卵、ご飯全てが一体となったようなまとまり感のある食べ心地で、すき家はあくまで牛丼の上にネギや卵を乗せたような、それぞれの味が立った食感で対照的でした。
そのため、食材のハーモニーを味わいたいという方は松屋を、オーソドックスな牛丼の風味やネギの食感を楽しみたいという方はすき家を選ぶのがおすすめかもしれません。