三浦春馬さん「キンキーブーツ」スタッフが語る、努力と謙虚な姿勢「誰もが尊敬した真のリーダー」

文=wezzy編集部
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 アソシエイトコレオグラファーのラスティ・モーワリー氏は、「複雑な事情を抱えるドラァグクイーン」という、どんな役者にとっても演じるのが難しいローラ役を懸命にこなし、それまでの「俳優・三浦春馬」のイメージを変えてしまったことに対する尊敬の念を語っている。

<どんな俳優にとっても大変な仕事です。春馬はローラという役柄を熱心に掘り下げました。大勢のファンに支持され、それまでの作品で知られていたイメージから彼は脱皮したのです。彼のために言い添えますが、春馬は果敢にもこの作品に頭から飛び込みました。熱意と興奮をたぎらせてです。彼の望みはベストを尽くすことでした>

 「キンキーブーツ」は2016年の初演が大好評だったことを受けて2019年に再演している。ラスティ・モーワリー氏が驚いたのは、再演のために稽古をした際、三浦さんが以前にも増してローラ役を自分のものにしたということだった。「キンキーブーツ」が千秋楽を迎えた後も、役者として努力を続けてきたことの証明だとラスティ・モーワリー氏は言う。

<彼はひとりで努力を続けていたに違いありません。彼は私の想像を越えて進化し、役を自分のものにしたという自信に満ちていました>

 三浦さんは2013年にニューヨークで「キンキーブーツ」の舞台を見た時、<客席で立てなくなるくらいの衝撃>を受け、<自分もこんな素晴らしいストーリーの中で存在感を発揮して、こんな歌が歌えたら……>と憧れを抱いたという。そのため、日本版「キンキーブーツ」の企画が上がった際は自分から手を挙げ、ローラ役を射止めた(2016年7月1日付「BUTAKOME」インタビューより)。

 三浦さんにとって「キンキーブーツ」は本当に思い出深い舞台であり、<大切な作品だし、“様々な事に挑戦していく道を大きく開いていこう”という、ターニングポイントになったと思っています>(2019年8月7日付「ORICON NEWS」インタビューより)とまで語っている。

 前述トリビュート映像で、ラスティ・モーワリー氏は三浦さんを悼みながら、<彼はまだまだ進化できたでしょう>とコメントを残している。「キンキーブーツ」での素晴らしい演技・歌・ダンスの様子を見ると、彼と同じことを思わずにはいられない。

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