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白髪染め後、頭皮のかゆみやヒリヒリした違和感を覚えた経験をもつ人は少なくありません。元SMAPの中居正広さんも数年前、ヘアカラーの最中に頭皮がかゆくなって、2〜3日後に目と頭が腫れ上がった――とのエピソードをテレビ番組で明かしていました。
毎月、白髪染めをしている人は、少しでも不快感を減らしたいですよね。そこで、白髪染めの薬剤リスクを下げながら、きれいに白髪を染める方法を紹介します。
白髪染めに含まれるジアミンとは?
ヘアカラーで頭皮に刺激になるのは、「ジアミン」という化学成分。ヘアカラー剤に広く使用される酸化染料です。ジアミンを用いるとカラーバリエーションも豊富になり、毛髪の内部からしっかり発色するというメリットがありますが、アレルギー反応を起こしやすいというデメリットもあります。
中には、頭皮のかゆみやかぶれ、炎症などの症状が出る人がいます。他にも、カラー剤に含まれるアルカリ剤や過酸化水素水(これらは髪を明るくする働きがある)に反応してトラブルが出る人もいます。
目安として、染めている最中や直後にかゆみなどを感じたら過酸化水素やアルカリ剤への反応、2~3日してから違和感があったらジアミンによる反応の可能性が高いでしょう。
気になる人は、皮膚科で詳しく調べてもらったり、ヘアサロンでパッチテストを行ってもらうことをお勧めします。
ジアミンフリーのカラー剤で白髪を染める
刺激を感じる方のために、ジアミンフリーのカラー剤も開発され、ヘアサロンで使用されています。白髪染めで不快感がある人は、担当の美容師さんに相談して、自分の肌に合う薬剤を選んでもらいましょう。他にも刺激を抑えた白髪染めには、次のような方法があります。
1. ヘアマニキュア
ジアミンを含まないヘアマニキュアは、髪ダメージもほとんどないのが特長。髪表面をコートし、艶感やハリを演出してくれるため、特にエイジングを髪に感じる人に人気が再熱しています。
髪色を明るくすることはできませんが、白髪にはきちんと色が入ります。ただし、2~3週間で色落ちするので、カラー剤よりマメなメンテナンスが必要です。
2. カラートリートメント
カラートリートメントは、入浴時のシャンプー後に使い、ヘアケアしながら髪表面に穏やかに染毛します。ヘアマニキュアのようなカラーバリエーションはなく、黒、ライトブラウン、ブラウンなど落ち着いた色のみ。使っている間は白髪が染まりますが、やめるとすぐに戻ります。
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