
から揚げととりそぼろで食べ比べ!
タンパク質豊富ながらも低脂質なことから、近年人気が高まっている鶏肉。安価で手早く美味しい料理が食べられるファストフード店の代表格である牛丼チェーン各店でも、鶏肉を使用したメニューがラインナップされています。そこで今回は、牛丼チェーン大手の「吉野屋」と「すき家」の鶏肉を使った丼物を徹底比較してみました。

120年以上の歴史がある「吉野家」
吉野家は古くから続く老舗の牛丼チェーン店ですが、チャレンジ精神に満ちた新商品を生み出し続けています。今年9月8日には期間限定メニューとして、従業員へのまかないの食べ方についてのアンケート回答をもとに開発した「裏牛丼」4種を発売しました。

牛丼チェーン最大手の「すき家」
日本最多の店舗数を誇る牛丼チェーン店のすき家も、商品の発想力では負けていません。最近では人気の高い期間限定商品の「お好み牛玉丼」が、新商品の「お好み牛玉丼 広島Mix」とともに今年9月9日からメニューに登場したことが話題となりました。
今回は吉野家からは「から揚げ丼」を、すき家からは「鶏そぼろ丼」をそれぞれテイクアウトで注文。さっそく、ふたつの鶏肉丼の特徴を比べていきましょう。
吉野家「から揚げ丼」はサクサク衣で肉厚なから揚げの食感が美味!

まさかのから揚げがセパレートされたパッケージ
吉野家「から揚げ丼」の並盛は価格458円(税抜)でエネルギーは933kcal。から揚げは特製のたれに漬け込んだお肉を店内で調理したもので、テイクアウトの際はご飯や野菜と別の容器に入れられています。

並盛だとから揚げは3個入り
から揚げは注文後に調理されたばかりということもあってアツアツ! 見た目もカラっと揚げられて焦げたような色味がついていて、味への期待が高まります。

3個並べると丼ぶりからはみ出すほどのボリューム
千切りキャベツが乗せられたご飯の上にから揚げを置き、付属のマヨネーズをかければ出来上がり。

衣の色つやが食欲をそそります
メインのから揚げの食感は、衣は厚くてサクサクとしていて、中身のお肉は噛み応えがあってジューシー! 味は塩加減が控えめで、さらっと食べられるようになっています。また、から揚げそのものが抑えた味つけになっているためか、トッピングのマヨネーズと好相性に感じられました。
すき家「とりそぼろ丼」はとりそぼろを中心とした食材の相性が絶妙!

透明なフタから中身のとりそぼろやネギが覗けます
すき家の「とりそぼろ丼」は並盛だと価格が360円(税込)で、エネルギーは579 kcalです。とりそぼろは昆布とかつおの和風だしで味つけされています。

並盛にしてはやや小さめ?
とりそぼろがメインの食材ということもあってか、やや小ぶりなサイズだという印象を抱きました。

生卵で一気に華やかな見た目に!
丼の真ん中に別の容器に入っていた生卵を乗せて完成。敷き詰められたとりそぼろとネギの中心に、色鮮やかな卵黄が加わることで見栄えが良くなって、一層食欲がかき立てられます。

やみつきになる美味しさ!
とりそぼろは甘みのある味になっていて、ご飯や生卵との相性が抜群! 和風だしがとりそぼろの味つけに使われているためか、全体的に和の風味が感じられました。味にくどさが感じられず、ネギのシャキシャキとした食感がアクセントとして効いているため、いくらでもバクバクと食べてしまえるような美味しさがある丼ぶりになっています。
2大チェーンの鶏肉丼ぶり比較! 食感楽しいから揚げか、クセになる味のとりそぼろか

パッケージからしてボリュームたっぷりな吉野家とシンプルなすき家
価格はすき家「とりそぼろ丼」のほうが安く、エネルギーも吉野家「から揚げ丼」は揚げ物がメインの食材のため、すき家のほうが低くなっています。また、商品が提供されるスピードも、「から揚げ丼」のほうがから揚げを調理する分時間がかかってしまうので、安く早く低カロリーな商品を食べたいのであれば、「とりそぼろ丼」がオススメと言えます。

から揚げに存在感がある「から揚げ丼」と色鮮やかな「とりそぼろ丼」
しかしながら、鶏肉を味わうという意味ではやはり、大きめの鶏肉を食材に使っている「から揚げ丼」のほうが満足度は高いです。そのため、ほかの食材と一緒に鶏の風味をライトに味わいたいという方は「とりそぼろ丼」を、ガッツリ鶏肉の食感を楽しみたい方は「からあげ丼」を選んでみてはいかがでしょうか。