伊藤健太郎は「根っからの悪人」なのか? 逮捕でいきなり大量に溢れ出す人格否定報道、なぜ

文=wezzy編集部
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 また、今年9月に大麻所持で逮捕・起訴された伊勢谷友介さんは、過去に「週刊文春」(文藝春秋)が報じた時にはスルーしていたメディアも一斉に、伊勢谷さんの恋人へのDV疑惑を取り上げた。恋人をエアガンで撃っていた、恋人の体にはいつも酷い痣があったなど、伊勢谷さんがいかに鬼畜な人間であるかを書き立て、異常性を強調した。

 伊藤健太郎容疑者のケースも、逮捕と同時に次から次へと悪評記事が溢れ出した。ひき逃げについてはドライブレコーダーの記録など証拠もあり本人も認めているというが、それ以外の悪態報道が事実なのはわからない。前述したように、本人と接したことのある人々は「普通に礼儀正しかった」と反論もしている。

 実際のところ、伊藤容疑者を取材した際に「裏表があって嫌だった」という雑誌記者は何人かおり、複数のメディアが流している悪評もまるで筋違いというわけではないようだ。映画関係や舞台はわからないが、テレビ局は当分、伊藤容疑者とは距離を置くつもりだと聞く。

 だがそれでも、その人の一部分を切り取って、全部が「最低な人間」であるかのようなストーリーを作り上げ、またそれを信じてバッシングする流れが定番化していることはおかしいだろう。私たちは狂騒に飲まれずこの問題と向き合う必要がある。

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