
嵐Instagramより
嵐の活動休止まで残り2カ月をきった。11月3日に配信された「アラフェス」はファンを感動の渦に巻き込み、来年以降もファンクラブは存続することも決定。だが、メンバーの関係性はすでに崩壊しているのかもしれない。
その一因となったのが、やはり二宮和也の結婚だ。二宮は昨年11月、一般人女性のAさんと結婚を発表。二人の結婚までの道のりは長く、ジャニーズ事務所の許可を得られないことにしびれを切らした二宮が「結婚を許してくれないのであれば嵐を辞める」と言い出したとも報じられたほどだった。
結婚は二宮の強行突破だったと見られており、今年元日に予定していたという挙式と披露宴も事務所の反対でドタキャンせざるを得なかったという。私生活にここまで介入されるとは、たとえトップアイドルとはいえ我慢ならないことだろう。そして、「週刊文春」2020年11月12日号(文藝春秋)によると、結婚を優先するか嵐の活動を優先するかで悩んでいたのは、二宮だけではなかったという。
大野智にも結婚を約束した女性がおり、大野が2017年6月にグループ脱退と芸能界引退をメンバーに申し出たのは、この女性との結婚を視野に入れてのことだったようだ。大野と女性は2013年に知り合い、交際に発展。女性は大野より10歳年下のシングルマザーで一般人だという。大野はそれから何度か熱愛報道があり、つまり彼女にとっては「大野の浮気」にあたることが度重なったわけだが、それでも別れなかったのだ。
大野は引退してからの結婚を考えていたものの、藤島ジュリー景子社長の提案により、嵐は活動休止という形で落ち着いた。女性との結婚も保留になり、女性は自分のためにすべてを捨てようと葛藤する大野を見ていられずに、2018年の末に彼女が身を引くかたちで破局したそうだ。
そのような事情があったにもかかわらず、二宮和也は結婚を強行突破。嵐のためにプライベートを犠牲にした大野は、二宮に激怒したという。大野の気持ちを知る他のメンバーも大野に同調したといい、特に松本は強い怒りをぶつけたようだ。二宮が結婚を発表した翌日、櫻井翔と相葉雅紀は祝福のコメントを発表したが、大野と松本は出さなかったのは、そのような事情があったからだろうか。
二宮和也と松本潤の「復縁」に安堵したが…
二宮和也の結婚後、松本潤の不仲ぶりにはファンからも心配の声が出ていた。音楽番組での二宮と松本の間に、不自然な距離が生まれていたからだ。
しかし今年3月、インスタライブで二人の仲睦まじい姿が話題になり、「復縁」したとファンは歓喜。不仲説は払拭されたかに見えたが、10月7日発売の女性向けファッション誌「Precious」(小学館)で二宮は気になる発言をしていた。
デビュー当時から現在に至るまでの心境を明かす中で、二宮は<ファンの方々は、5人が楽しくワイワイ仕事をしている姿に、幸せな気分を感じて応援してくれている>ことに気が付き、その方向へ舵を切る覚悟を決めたことが<正しかったと思う>と分析しているのだ。
ファンが求める「嵐像」を分析し、それを演じて見せる。松本と二宮の復縁アピールも、ある意味、彼らのファンサービスであり、確執は現在も消えていないのかもしれない。もちろん、それもまた高いプロ意識の表れだ。
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