松本潤「K-POP」炎上発言は間違っていなかった! ジャニーズJr.育成システムがK-POPに与えた影響

文=wezzy編集部
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松本潤

 松本潤のK-POPに関する発言が、世界中のK-POPファンを中心に批判され、炎上しているという。

 米メディア「VARIETY」(11月2日付)に掲載された嵐のインタビューのなかで松本潤は、昨年7月に亡くなったジャニー喜多川氏の功績について、「ジャニーは60年におよぶキャリアの中でたくさんの男性アイドルグループを生み出し、日本のエンターテインメント業界のみならず、アジアのポップカルチャー全般に多大な功績を残した」「日本以外のグループにおいても、ジャニーが1960年代からしてきた仕事は、彼らの活動のルーツとなっていることが見出せる」と発言した。

 また、BTSをはじめとしたK-POPグループの世界的な躍進についても、一部の人が想像するような敵愾心は感じておらず、むしろ「ジャニーが数十年かけて築き上げたものがついに国境を越え始めたことに誇りを感じる」とも話していた。

 これに対してコメント欄では異論が続出。「K-POPには独自の歴史がある」「彼の主張には根拠がない」「なぜ彼はアジア全土が日本から影響を受けていると思うのか」といった反論が書き込まれている。

 記事にはBTSやBLACKPINKといったK-POPグループの名前が散りばめられ、松本もインタビュアーの質問に応えるかたちでBTSについて語っているが、ジャニー氏の功績について語るくだりでは「アジアのポップカルチャー」「日本人ではないグループ」といった言い方をしており、K-POPに限定した話をしているわけではない。松本の発言に対して、「K-POPのルーツはジャニーズではない!」と怒るのは、いささか論理の飛躍があるようにも思える。

 ただいずれにせよ、「ジャニーズが日本国外の文化に大きな影響を与えた」という主張は間違った解釈ではないだろう。

ジャニーズJr.を参考に生まれた「練習生」制度

 金成玟『K-POP 新感覚のメディア』(岩波書店)によれば、K-POPアイドルの原型のひとつであるソバンチャが少年隊を意識したものであったのをはじめ、1980年代までのポップスは日本の歌謡曲から大きな影響を受けていたという。

 それは単純な模倣にとどまらない。日本の芸能界のタレント育成システムを取り入れ、独自に発展させたことがいま現在のK-POPを生んだとも説明されている。

 BoA、東方神起、少女時代、SUPER JUNIOR、SHINee、f(x)、EXO、Red Velvetなど、日本でもよく知られる歌手を多数生み出してきた芸能事務所・SMエンターテインメントは、デビュー前に数年間のトレーニング積ませる「練習生」制度を、ジャニーズJr.の仕組みを参考に取り入れていった。

 こうして生まれた「練習生」制度がK-POPアイドルの人気を支える高い完成度のステージをつくりあげているのは間違いない。そういった意味では、松本潤がジャニーズの影響がK-POPも含んだアジアのポップミュージックのルーツのひとつであると分析したことは、決して誤解でも不勉強でもないのでないか。

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