志村けんの「セクハラコント」に女優は“抵抗”していた…ハラスメントの概念がなかった時代のテレビ

文=田口るい
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篠原涼子はコントで股間に顔をうずめられる

 女優の篠原涼子も、1991年からスタートしたバラエティ番組『ダウンタウンのごっつええ感じ』(フジテレビ系)のコントで、今田耕司に四つん這いの状態でお尻を叩かれ、臀部や股間に顔をうずめられたり、さらには「だから本番前に『生理か』って聞いたんや」とのセリフを浴びせられていた。それだけでなく、東野幸治やほんこんにキスされたり、松本人志に叩かれたり、浜田雅功に胸を揉まれる場面もあった。

 篠原は2018年9月放送の『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)で当時について振り返っており「(スタジオにいた人たちが)笑ってくれるとうれしい」と前向きに取り組んでいたと言いつつ、「嫌だけど……」「東野さんいきなりぶちゅーってきたから、あの味は今でも忘れられない」と本音も明かしていた。

 ただ、これらは過去のことではあるものの、では今のテレビ業界でハラスメントはNG担っているかと言えば微妙なところだろう。セクハラを受け入れたくない、断りたいと思っていても、タレント本人が「断れば面倒な奴だと認定される」「二度と番組に呼ばれないかも知れない」と考えて我慢したり、事務所が無理強いをしたりということが無いとは言えないのではないか。特に若いタレントが演出の要求を断れば「生意気」「わがまま」などと(視聴者からも)叩かれることは目に見えている。まだまだ変わるべきところはたくさん残されていると言えるだろう。

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