SNS懸賞、手軽でも当選する確率は低い? 詐欺の可能性にも警鐘

文=柴田さとみ
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GettyImagesより

 運がよければ、高額商品がタダで手に入る「懸賞」。昔はハガキやウェブサイトからの応募が主流だったが、最近は、ツイッターやインスタグラムなどのSNSで手軽にできるものが流行っている。

 11月16日放送の『スッキリ』(日本テレビ系)では、SNS懸賞のメリットや当て方、応募の際の注意点について特集していた。

SNS懸賞は利用者にも企業にもメリットがある

 『スッキリ』によると、SNS懸賞は利用者、企業の双方にメリットがあるという。

●利用者のメリット:手軽にできる
 例えばツイッターなら、懸賞を行なっている企業アカウントをフォローし、投稿をリツイートするだけで応募が完了するものもある。個人情報を入力する必要はなく、当選したときは、SNSのダイレクトメッセージに企業から連絡が来るため、あとは待つだけだ。

●企業のメリット:話題にできる
 Twitter投稿が拡散されることで宣伝効果がある。さらにトレンドにのれば、商品やサービスにまったく興味のない人にも届けられるのは大きなメリット。また、20〜30代の若年層との接点づくりにも一役買っている。

 番組では、スキマ時間を利用して、1日1〜2時間かけてSNS懸賞に応募し、1カ月に40〜50回は当選しているという上級者に取材。当選確率を上げる極意を教わった。いずれも当落システムを分析したものではなく、あくまでも経験則だが、ポイントは以下の3点だという。

①一言添える
②締め切りギリギリで応募
③応募者が少ない懸賞を選ぶ

手軽でも当選する確率は低い? 詐欺の可能性にも注意

 スタジオの番組MC加藤浩次は<当たらないだろうと思って、全然応募したことない><当たる人には当たってるんだ>と、SNS懸賞の魅力に少し惹かれたようだったが、実際に『スッキリ』スタッフが、1日100件、5日間SNS懸賞に応募してみたところ、当たったのはファミリーマートの「ビール50円割引券」だけだったという。

 おいしい話には注意点もある。例えば、当選前に個人情報を聞き出そうとしてきた場合、詐欺の可能性があることは念頭に置いておかなければならない。悪質な詐欺にひっかからないよう、事前に懸賞実施企業の公式サイトで懸賞が本当に企画されているかチェックするなど、信頼性を意識した方が良いようだ。

 だが例えば「1日100件を毎日」というレベルで片っ端から応募するとしたら、いちいち「詐欺かどうか」など確認もしないだろう。また、「1日100件」を「5日間」続けても良いものが当たるとは限らず、結局全ては運次第のようだ。

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