ネット回線の契約変更、してもしなくてもストレスに「キャッシュバック受け取れない」「違約金取られた」

文=中崎亜衣
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GettyImagesより

 新型コロナウイルスによる自粛期間中、インターネット回線が繋がりにくいという事態もあちらこちらで散見されました。すぐに繋がるネット回線が好まれるのは言うまでもありませんが、ネット回線契約の乗り換えを断念した「ネット乗り換え難民」が多かったといいます。

 株式会社ALL CONNECTが実施した「インターネット契約実態調査2020」によると、インターネット回線の乗り換えを断念した「ネット乗り換え難民」は約4人に3人。1万人を対象にした調査で、半数以上の52.7%がインターネット環境にイライラ・モヤモヤを感じたことがあると回答し、そのうち59.7%がインターネット回線の変更を意識・検討したそうです。

 ところが! 意識・検討した人の約4人に3人に当たる74.3%が、乗り換えを断念したといいます。さらに調査を進めると、インターネット環境に“イラモヤ”を感じるも、実際にインターネットを変更したのは5人に1人以下に留まるという結果に。一体、なぜなのでしょうか。

 現状のネット回線に不満を覚えているものの、ネット回線の変更手続きを行わなかった理由としては「現在の回線の解約手続きが面倒そうだった」「現在の回線の契約期間が残っている、違約金がかかりそうだった」などが挙がっています。また、変更手続きの途中で断念した人もいました。

 一方で、ネット回線の契約を変更したとしても必ずしも満足いくとは限りません。契約変更を行った人のうち、変更後に不満を感じている人は74.2%。理由としては、「支払い金額で得をしたのか、損をしたのかよくわからない」「想定以上にお金がかかった」など、“おカネ”にまつわるものが中心です。ネット回線の契約変更をしてもしなくても不満を感じることが多いとは……。

 あらゆるネット事業者が大量にCMを流し、あの手この手のキャンペーンを打って契約変更(乗り換え)を勧めていますが、これではストレスが尽きません。また、回線契約に伴う「キャッシュバック」を全額受け取れたと回答しているのは34.7%と、決して多くありません。

 おまけに、ネット回線を変更する際に、違約金を支払ったことがある、あると思うという人は58.4%に上ります。気づかないうちに不要オプションを付けていたという人も19.7%で、約5人に1人。ネット回線の契約変更そのものがストレスになってしまう現状がありありと浮かび上がります。

 もはやインフラであるはずのインターネット回線ですが、繋がらないと困る・イライラする上に、契約や解約の手続きは煩雑なことが多く、つい、業者の言いなりになってしまうという人が多いのも仕方がないことかもしれません。いくらでも改善の余地がある業界だという事がはっきりわかる調査だったと言えそうです。

▼調査概要
調査手法:インターネット定量調査
調査対象者:サンプル数:SCR調査10,000ss /本調査520ss
設問数:SCR10問/本調査20問
条件:20-60代男女/全国
・コロナ前(1年間)/コロナ後(半年間)のいずれかでインターネットを使用してイラモヤ(不満・困りごと)を感じた人
・コロナ前(1年間)/コロナ後(半年間)のいずれかでインターネット回線の変更を意識・検討した人
割付/回収数:性・年代(10セル×52ss)
調査日程:SCR/本調査(一体型):2020年10月9日(金)~10月11日(日)
調査機関:株式会社シタシオンジャパン

▼株式会社ALL CONNECT

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