田村淳「おでんは手抜き」で炎上! 白熱する料理の”手抜き”論争、背景にあるのは”罪悪感”

文=雪代すみれ
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GettyImagesより

 「おでんは手抜き料理なのか」という論争が、ネット上で白熱している。

 発端となったのは11月24日放送の『グッとラック!』(TBS系)での田村淳氏の発言。

 この日、番組では「おでんはご飯のおかずになる?ならない?」というテーマを取り上げ田村氏は<夕飯でおでん出てきたらお母さん今日忙しかったんだなって(思う)>と、おでんが手抜き料理であることを匂わせた。コメンテーターの3時のヒロイン福田麻貴氏が<叩かれるやつですよ>と指摘すると、田村氏は<「手抜きしやがって」って言ってるわけじゃない>と釈明していたが、案の定、プチ炎上した。

 ネット上では「おでんは手抜きじゃない」「おでんは下準備に時間がかかるよね」などのコメントが投稿され、論争に。同日、田村氏は「ロンブーチャンネル」にて、番組での発言について様々なコメントが届いていることを明かし、<日々学ばせていただいておりますが>と述べつつ、おでんについては<そんなに力が入ってる晩御飯ではないんじゃないかな>と意見を変えなかった。

<僕はおでんはちゃちゃちゃっと作れちゃうので、いつもの晩御飯に比べて「今日かあちゃん忙しかったんだな」って思う。田村家においてはですよ>
<おでんをこだわりぬいて作っているお店もありますから(中略)そういうところのおでんは下準備とかしっかりして>
<切って入れるくらいの感覚なんで、僕の感覚としては>

 動画のコメント欄には「おでんを手抜きといったら奥さんがかわいそう」「具材多いから買うのが面倒だしお金がかかる」「時間あるときにしか作らない」と批判的な意見が見られる一方で、田村氏のように「自分にとってはおでんは手抜き料理」「練り物と粉末だしでチャチャッと作っちゃうから楽ちん」という手抜き派もおり、家庭によっておでんの作り方はいろいろあるようだ。

“手抜き”料理は悪いことなのか?

 料理に関する手抜きか否かの議論はたびたび注目を集める。少し前にも、高齢男性が子連れの女性に「母親ならポテトサラダくらい作ったらどうだ」と言い立ち去る現場を見たというツイートや、夕食に冷凍餃子を出したところ夫が子どもに「手抜きだよ。これは”れいとう”って言うの」と言い聞かせてムカついたというツイートが話題に。

 ポテトサラダについては工数も時間もかかる料理であることが言及され、冷凍餃子については味の素冷凍食品の公式アカウントが、<冷凍餃子を使うことは「手抜き」ではなく「手“間”抜き」ですよ!><私も2児の母ですが、惣菜ポテサラも冷凍餃子も…使うことに何の罪悪感もありません!>とツイートした。

 また料理は作るだけでなく、献立を考えることや買い出し、片付けといった工数も含まれており、毎日料理を作るとなれば余った食材の消費も考慮しなければならない。その大変さを証明するかのように、スーパーマーケットの西友は先日、普段料理を担当しない夫2人が献立から片付けまで2日連続で夕食作りをする動画を公開。出演した2人は「日頃、奥さんには”アドバイス”をしてしまうことがあるけれど、自分が言われたら嫌な気持ちになった」「経験しないとわからないことだらけだなと思いました」と感想を述べていた。

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