テレワークでもパワハラ…のぞき見や不快な行為、テレワークのコンプライアンス課題

文=中崎亜衣
【この記事のキーワード】
テレワークでもパワハラ…のぞき見や不快な行為、テレワークのコンプライアンス課題の画像1

GettyImagesより

 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐべく、一気に普及した「テレワーク」。快適で良いという意見から、集中できない、ちゃんと出社して働きたいという意見まで、当事者の声は様々です。

 株式会社日本能率協会総合研究所が、週1回以上のテレワーク経験者を対象に実施した調査からは、テレワークの課題が浮き彫りになりました。

テレワークでもパワハラ…のぞき見や不快な行為、テレワークのコンプライアンス課題の画像2

テレワークでもパワハラ…のぞき見や不快な行為、テレワークのコンプライアンス課題の画像3

 テレワークの実施場所は「自宅」が98.3%で大多数を占めています。テレワークで使用する端末は、「会社貸与の端末」が79.6%で最多ですが、「会社からの許可がない私物の端末」8.0%、「インターネットカフェ等に設置してある端末」0.8%という回答もあり、情報セキュリティの面で不安があります。

テレワークでもパワハラ…のぞき見や不快な行為、テレワークのコンプライアンス課題の画像4

 自宅や飲食店でテレワークを行う際に気がかりなのが、家族を含めた社外の者による「のぞき見」。しかし、のぞき見される環境下でありながら「のぞき見防止対策を取っていない」という人が43.7%もおり、コンプライアンス上のリスクが大きいといえます。

テレワークでもパワハラ…のぞき見や不快な行為、テレワークのコンプライアンス課題の画像5

 約半数の人がテレワーク中に不快な行為を受けたと回答しています。「高い負荷を伴う業務依頼」24.4%、「行き過ぎた叱責・人格を否定する発言」18.4%、「頻繁に仕事の進捗についての報告を強要」17.4%。これらの中にはパワハラに相当するものもあるでしょう。

テレワークでもパワハラ…のぞき見や不快な行為、テレワークのコンプライアンス課題の画像6

テレワークでもパワハラ…のぞき見や不快な行為、テレワークのコンプライアンス課題の画像7

 テレワーク実施による生産性の変化については、46.7%が「変化はない」と回答しており、約半数の人が少なくともこれまでの生産性は保たれていると実感しているようです。今後のテレワーク利用については、「利用頻度を上げたい」が22.7%、「現在の利用頻度を維持したい」が55.5%と解答者の多数がテレワークの継続に肯定的でした。

▼調査概要
「テレワークにおけるコンプライアンス上の課題」
調査日時:2020年9月4日~9月6日
調査対象者:経営層(社長・役員等)を除く従業員(全国の会社員・公務員・団体職員等)のうち、2020年7月・8月に週1回以上テレワークを実施した方(1000人)

12月3日(木)15:00~15:30に、本調査結果を紹介する説明会(Meet Up HRA #2 テレワークにおけるコンプライアンスリスクを考える)がオンラインで実施されます。

「テレワークでもパワハラ…のぞき見や不快な行為、テレワークのコンプライアンス課題」のページです。などの最新ニュースは現代を思案するWezzy(ウェジー)で。