コロナ予測の分岐点は今週半ば
リモートで『スッキリ』に出演した日本感染症学会指導医の水野泰孝氏いわく、分岐点となるのは<今週の水曜と木曜>だという。11月の連休でどのくらい感染が広がったかという結果が出てくるのが今週のなかばであるとして、週末の感染者数が400〜500人にとどまるか、800人くらいまで増えるのかが、ひとつの目安になるためだ。それにより第3波が年末までにおさまるか、年をまたぐのかが分かる。
また、飲食店の時短営業などの施策に関しては、対策している人としてない人の差が極端なため、一律の対策を取らざるをえない部分はあると説明した。
番組が「分科会から政府への提言」から引用した、感染リスクが高まる5つの場面は下記の通りだ。
①飲食をともなう懇親会など
②大人数や長時間におよぶ飲食
③マスクなしでの会話
④狭い空間での共同生活
⑤居場所の切り替わり(休憩室、喫煙所、更衣室など)
コロナのある生活に慣れつつある私たち一人ひとりが、感染を防ぐ意識を強める必要はあるだろう。しかし、分科会の尾身茂会長は27日、「人々の個人の努力だけに頼るステージはもう過ぎた状況」との認識を示した。政府や自治体は感染抑止について “お願い”以上の対策を講じる必要があるようだが、一方で経済が停滞すれば別の意味で人々は苦しむ。医療面と経済面の両方を支える最適解はどこにあるのだろうか。
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