GoToトラベル、もっとも利用が多いのは50代男性 コロナ感染リスクを気にしつつも利用意向

文=中崎亜衣
【この記事のキーワード】
GoToトラベル、もっとも利用が多いのは50代男性 コロナ感染リスクを気にしつつも利用意向の画像1

GettyImagesより

 株式会社アイディエーションが、「GoToトラベルキャンペーン」の利用実態と新型コロナウイルス感染症の影響について調査を実施し、結果を公表しました。

 「GoToトラベルキャンペーン」の認知度は97%で、連日テレビやネットで報道を続けた効果か、ほとんどの人が知っています。「GoToトラベルキャンペーン」をすでに利用した人(予約を含む)、利用したい人を合わせると、「GoToトラベルキャンペーン」の利用意向は52%と半数以上でした。

 一方で、利用するつもりはないという人も37%と一定数いるようです。

 性別・年代別で見ると、いずれの属性でも2割以上の人が「GoToトラベルキャンペーン」を利用したことがあり、最も利用経験率が高いのは50代男性で32%です。

GoToトラベル、もっとも利用が多いのは50代男性 コロナ感染リスクを気にしつつも利用意向の画像2

 「GoToトラベルキャンペーン」を利用した(予約を含む)、利用したい人に、訪れた・訪れたい地域を聞くと、すべての年代において1位は北海道でした。そのほか、東京都、沖縄県、京都府も人気です。

 ただ、この調査が行われたのは10月12日~10月13日。その後、全国的に感染が拡大し、北海道においては札幌がキャンペーン除外となりました。

 「GoToトラベルキャンペーン」を利用するにあたり、「節約派」か「豪華派」かという問いには、全体としては「節約派」が多いものの、、50代および60代の女性は、「ホテル宿泊費用」「目的地」において「豪華派」の割合が高くなっています。

 一方で、前述したように冬になるにつれてコロナの第三波が到来しており、もはや旅行というテンションではない人も少なくないでしょう。「GoToトラベルキャンペーン」利用にあたってのコロナ感染リスクに対する意識では、80%の人がリスクを気にしています。

 地域別で顕著なのは、特に感染が広まっていない地方の在住者の方が、「気にしている」の割合が高く、東京はもっとも少なくなっていました。

GoToトラベル、もっとも利用が多いのは50代男性 コロナ感染リスクを気にしつつも利用意向の画像3

GoToトラベル、もっとも利用が多いのは50代男性 コロナ感染リスクを気にしつつも利用意向の画像4

 

 「GoToトラベルキャンペーン」には、観光業救済の意味で良いという意見もあれば、感染拡大につながる懸念があるとして批判する声もあり、賛否分かれています。調査の回答者からも様々なコメントが寄せられました。

 肯定的な意見としては、旅行業界をはじめとする地域や経済の活性化、気分転換などが挙げられています。

「いかなる業界業種でもとにかく繁盛する、というのは必要」
「これで、少しでも、経済が動くといいと思う」
「旅行関連の業種を救済する上で必要な措置」
「政府がこういうキャンペーンをしてくれることで、後ろめたさを感じることなく旅行ができる」
「経済的な理由で行けなかった人も少し気楽に行けると思う」
「政府がキャンペーンを主催することで、自粛を強制したり、監視されているような閉塞感から開放される気がする」

 感染リスクや不公平・不平等感から実施に懐疑的な意見、また、時期尚早との声も寄せられています。

「観光産業への支援にはなるかもしれないが、コロナ感染拡大をもっと懸念すべき。また、他に支援しなければならない産業もある」
「多額の税金が使われているのに、還元されるのは旅行する人だけというのは少し不公平」
「医療関係者の中には利用できない人もいるわけで、税金を使った政策なのに不公平感を感じる」
「キャンペーン自体は悪くないが、コロナ感染者の推移を考えたら少し時期尚早だったのではないか」
「旅行に行く余裕のある人にお金を出している。そういった人はキャンペーン関係なしに旅行に行きます」

▼調査概要
調査対象:全国20~60代の男女
調査手法:インターネットリサーチ
調査期間:2020年10月12日(月)~10月13日(火)
有効回答数:本調査772サンプル
調査主体:株式会社アイディエーション

「GoToトラベル、もっとも利用が多いのは50代男性 コロナ感染リスクを気にしつつも利用意向」のページです。などの最新ニュースは現代を思案するWezzy(ウェジー)で。