嵐・大野智と櫻井翔の「普通」の素顔 ジャニーズJr.時代から嵐を取材してきた記者が語る

文=秘密のアツコちゃん
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 いよいよ12月、嵐の活動休止がすぐそこまで迫ってきました。ここから1カ月は嵐にとってもファンにとっても、怒涛のように過ぎていくことでしょう。感謝と切なさを込めて、ジャニーズJr.時代から嵐を取材してきたアツが彼らへの想いを語ります。

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 皆さん、ごきげんよう。アツこと秘密のアツコちゃんです!

 ついに活動休止まで1ヵ月を切った嵐。精力的に仕事をこなす傍ら殺到する取材にも一つ一つ丁寧に対応してくださって、本当に頭が下がる思いです(取材も仕事とはいえ、ね!)。

 5人の嵐の姿が見られなくなってしまうのはもちろんとても寂しいことだけど、彼らが移動車も持たないジャニーズJr.時代からずっと取材を続けてきたアツはじめ"いつメン"たちは、「今は『ありがとう、嵐』の言葉しか見つからないわ。あとはもう12月31日まで全力で見守らせてもらうことしかできないし。大晦日が終わったら、とにかくちゃんと休んで一息ついて欲しい」との思いでいっぱいなのよね。

 レギュラー番組の『嵐にしやがれ』(日本テレビ系)や『VS嵐』(フジテレビ系)のスタッフもみんな口々に、嵐へのリスペクトを語るの。あるスタッフの言葉を書かせていただくと、こんな感じ。

「とりあえず番組はいったん終了してしまうけど、最終回まで一瞬たりとも見逃せないシーンばかりだから、目に焼き付けて欲しい。本当は体力的にもとっくに限界だと思うんだけど、限界を超えた所で一切、手を抜かずに仕事に取り組んでいる彼らの姿を間近で見ているから、スタッフも一丸となって応援している。別れが寂しくないというスタッフはいないよ。でも最後の最後まで全力を出し切って戦っている嵐の面々には感謝しかないし、一緒に番組を作ってこられて本当によかった」

 ああ、嵐って業界人にも愛されているんだなと、改めて感じる昨今よ。

嵐・大野智の変わらない良さ「普通の人でいたい」

 嵐の良さって、今さらこんなアツコラムで書くのもおこがましいし、あり過ぎて語りきれないけれど、何がいいって「変わらない良さ」があると思うのよね。

 そりゃ成長著しいし、常に進化し続けているし、もうぜーんぜん手の届かない遥か彼方の存在になっているんだけど、どんなにビッグになろうとも彼ら自身の態度は何も変わらないのよね。たとえば、会えばいつでも「オゥ」と、まるで昨日も会っていたかのような感じで接してくれる大野智くん。11月26日に40歳になったばかりだけど、多才な彼がどんな40代を過ごすのか、とっても楽しみなの。

 あれは30歳の誕生日、ある番組の収録で真夜中までずっと立ち会っていたんだけど、「先輩たちが言ってたんだけど、20代より30代、30代より40代と、年齢を重ねる毎にやれることがどんどん増えていって楽しくなるんだって。本当かな? だから凄く楽しみなんだよね」と言っていた大ちゃん。

 もちろんその時も「これからもずっと『大ちゃん』って呼んでよ。急に距離とって『大野さん』とか呼ばないでよね」と言っていて、お約束通り、今も『大ちゃん』と呼ばせていただいているんだけど、ダントツで不変な優しい人が大ちゃんだと思うの。

 メンバーの誰もが認めるところだけど、誰より歌唱力があって、ダンスが上手くて、演技力に優れていて、かつアーティスティックで、才能溢れる人なのに、本人はあくまでも「普通の人」でいたいらしいの。常に一歩引いていて他のメンバーを立ててるしね。

 今までの大ちゃんのインタビューで何が笑ったって「長年、年末年始は家族でビンゴゲームをしていた」という話。えっ、大野家でまさかのビンゴゲーム?  何かほのぼのとしていて笑っちゃったんだけど「賞品も出すから父ちゃんや姉ちゃんはけっこう本気でさ。その後に家族みんなで母ちゃんのカレーを食うの」とのことで、温かい家庭で育った「普通の子」感が満載でね。

 かつて引っ越した時にテレビを買い忘れた時期があって「大野さんちにはテレビがない」とメンバーにイジられる期間があったの。そしてようやくテレビが届いて「何、見てる?」と聞いた所「月曜日は(櫻井)翔ちゃんが出演しているから『news zero』(日本テレビ系)を見てから寝る。次の日に翔ちゃんに会うと『あ、昨夜ニュース番組に出てた人だ』って毎回、思うんだ」と言っていてメンバーが爆笑していたけど、火曜日は『嵐にしやがれ』の収録があったから、翔くんも「ありがたいよね。メンバーが見てくれるなんて。大野さんは早寝の時が多いのに遅い時間のニュース番組を見てくれるなんて、これはもうまさに奇跡だよ」なんて笑ってたっけ。

 そうそう、そう言えばインタビューが終わって取材ノートをペラペラめくっていたら、最後のページにこっそり大野画伯の落書きがあったりして、いたずらっ子の面もいっぱいで。「大ちゃんの絵は芸術なんだから、気軽にあちこちに描かないの〜」と注意したら「何で? ただの落書きだよ?」とのお返事で。どうやら「特別感 」はお嫌いみたいなの。大ちゃんのドラマや舞台、ずっと取材させてもらってたけど、まぁ本当にどこにいても、いつも自然体で裏表なく優しくて、心をほっこりさせてくれる唯一無二の人でね。今はそんな普通の人・大ちゃんに「ロングバケーションを存分に楽しんで!」としか言えないじゃない?

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