三浦春馬さん不在の主演映画、三浦翔平が「正直ツライ」胸の内を明かす

文=田口るい
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2019年、第14回ソウルドラマアワードでの三浦春馬さん/GettyImagesより

 三浦春馬さんの急逝からもうすぐ5カ月が経とうとしている。12月11日には三浦春馬さんの主演映画『天外者(てんがらもん)』が公開予定となっており、江戸時代から明治時代にかけて活躍した大阪経済界の重鎮・五代友厚を熱演する春馬さんの姿がスクリーンに映し出される。

 春馬さんの突然の死が世間に与えた衝撃は大きく、「なぜ自ら命を絶ったのか」という疑問の声は未だ絶えない。ゆえに、遺書の存在や遺産相続問題、家族との関係などプライベートに踏み込むメディアが多かった。一部報道によれば、春馬さんは生前母親や父親にお金の無心をされ、精神的に不安定になっていたといわれていたが、8日発売の「女性自身」(光文社)では春馬さんの実父が息子への想いを明かしている。

 三浦春馬さんの両親は彼の幼少時代に離婚しており、春馬さんは実母と継父と暮らしていたが、のちに実母と継父も離婚し、実母とも疎遠に。その後、実父と再会したという。記事では実父の知人が、春馬さんと実父の不仲説を否定している。3年ほど前に実父が入院した際には春馬さんがお見舞いに訪れており、実父が春馬さんの舞台を見に行ったり、父子一緒に食事を楽しむこともあったとの証言も掲載されている。

 実父自身も同誌の取材に対して<春馬との関係はよかったと思っています>と明かし、亡くなる2週間前には春馬さんから「近いうちに実父の住む茨城県に行く」と連絡があったと話している。さらに<息子の遺産はまったくあてにしていません>と断言しつつ、<母とは折り合いが悪く、本人も悩んでいるようでした>と、息子が実母との金銭問題で悩んでいたことについては把握していた様子だ。現在、春馬さんの遺骨は実母が所持しているといい、実父は春馬さんのお墓が建てられることと、ファンの方のために故人を偲ぶ会が開催されることを願っているという。

 お墓に埋葬するだけが供養の形ではないが、三浦春馬さんの死を巡る問題は未だ解決には至っていないようで、ファンはまだ心が休まらないかもしれない。親族の争いなど騒がしい問題は早く解決させ、生前の作品を大事にすることで、故人を偲びたいものだ。8日発売の「週刊女性」(主婦と生活社)では、生前の春馬さんと親交が深く『天外者』でも共演している俳優の三浦翔平と、『天外者』監督の田中光敏氏が、撮影時の思い出を語っている。

 同映画で坂本龍馬役を演じた三浦翔平は、撮影中の春馬さんについて<すごい熱量で五代友厚と向き合っていて、五代とともに人生を過ごしているように見えました><春馬と一緒にやることによって自然と僕の思う龍馬像ができあがっていきました>と回想。いつも役作りにストイックに挑んでいたといわれる春馬さんらしいエピソードである。

 翔平は、春馬さんを失った悲しみを「正直ツライ」と吐露。<正直ツライですよ、でも映画を見てくださったお客さんにはそういう思いをしてほしくないんです。春馬自身も望んでることじゃないと思うし、彼の意志を受け取ってみなさんには前向きになってほしいです>と、主演俳優に代わって読者へメッセージを投げかけていた。

 主演俳優不在で公開される『天外者』。三浦翔平はそのPRとして、様々なバラエティ番組に出演し、告知に励んでいる。春馬さんと一緒に作り上げた作品の素晴らしさを広く伝え、少しでも多くの人に劇場に足を運んでもらいたいという思いからだろう。

 また、「週刊女性」では『天外者』監督を務めた田中氏が、三浦さんと最後に会った日の様子も明かしている。

<本当のことはわからない。ただ、ひとつだけ思う。決して彼は逃げ出したわけではないと。春馬くんはこのスクリーンの中で勇敢に戦っているし、ここに生きている。その証を、爪痕を残してくれていた>

<(完成した作品の一部を見た三浦さんが)“いやあ、いろいろ思い出すな~”って涙を流していたんです。“いやあ、感動する。俺、頑張ったんですよ、なんかこれだけで泣けちゃうな”って。それが彼と会った最後になりました>

 三浦翔平は三浦さんの死後、インスタグラムで追悼した他、10月放送の『ノンストップ!』(フジテレビ系)や、11月放送の『おしゃれイズム』(日本テレビ系)でもサラリと三浦さんの名前を口にしており、ファンは「春馬くんの名前を出してくれてありがとう」「自然に話してくれてうれしい」と好意的に受け止めていた。今回、三浦翔平が改めて三浦さんへの想いを語ってくれたことで、救われるファンも多いことだろう。

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