
Mr.Children公式ホームページより
Mr.Childrenが12年ぶりに『NHK紅白歌合戦』に出場することに対して「なぜ?」「いままで出ていなかったのに不可解」という疑問がネット上で飛び交った。
ミスチルは『紅白』に積極的ではなく、これまで出場したのは「GIFT」がNHKの北京オリンピック・パラリンピックのテーマソングに起用された2008年のみ。朝ドラ『べっぴんさん』の主題歌「ヒカリノアトリエ」をリリースした2016年にも出場しなかった。
だが、NHKでの目立った仕事があったわけでもない今年、なぜ急に出場を決めたのか。『紅白』出場者の発表と同時期(11月24日)に桜井和寿の息子・Kaitoが朝ドラ『エール』にゲスト出演したことから「Kaitoを朝ドラのキャスティングにねじ込むために『紅白』出場を決めたのでは?」とまで憶測されたほどだ。
そんななか、12月8日発売の「週刊女性」(主婦と生活社)の記事が物議を醸している。
同誌はミスチルの『紅白』出場の理由を、12月2日にリリースされた20枚目のアルバム『SOUNDTRACKS』のプロモーションであるとしている。そのうえで、作品のプロモーションにもあまり積極的なバンドではないミスチルが、今回に限ってそこまで協力的になった背景には、「ファン」が少なくなっているという危機感をもっているからだと分析した。
この記事に対し「ミスチルはファンの減少に焦るようなバンドではない」「ミスチルクラスになれば昔からの固定ファンがたくさんいる」「今年はライブができなかったから、せめてテレビで音楽を届けようというファンサービスでは」とファンが異論を唱えている。
実際、『SOUNDTRACKS』は約30万枚を売り上げ、8日付のオリコン週間アルバムチャートで1位を獲得。これを「人気減少」というのは、いささか違和感がある。
ただ、桜井の中に「これまで通りの活動を続けていては若い世代のミュージシャンに負けてしまうという」という思いがあるのは確かなのかもしれない。というのも、11月30日放送『news zero』(日本テレビ系)での、嵐・櫻井翔との対談で桜井は気になる発言をしていたからだ。
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