ミスチル12年ぶり『紅白』のなぜ?「売れなくなったから」報道に異論噴出

文=wezzy編集部
【この記事のキーワード】

<僕、20年ぐらい前までは結構調子に乗っていて、『シンガーとして日本代表というものがもし選考されるとしたら、絶対選ばれるだろうな』と思っていたんですよ。
 ところがここ最近のうまいシンガーを目の当たりにして『俺、絶対に無理』って5年ぐらい前に思ったのかな。そこからボイストレーニングの先生について歌を習って。『スタメンじゃないけど、入れてもらえるんじゃないかな』ぐらいな自信にやっと戻ってきました。
 本当にもうみんなうまいですよね。いまはもう悔しいというよりも、『俺には俺の良さがあるはずだ』っていう。もうあんなトップスピードでは走れないけど、ポジションを後ろにしてまわりを見ながらというような心境ですかね>

 『紅白』に限らず、今年のミスチルはいつになくアルバムのプロモーションに積極的である。『日テレ系音楽の祭典 ベストアーティスト2020』(日本テレビ系)、『2020 FNS歌謡祭』(フジテレビ系)、『CDTVライブ!ライブ!クリスマスSP』(TBS系)などの音楽番組に出演。19日にはNHKで特別番組も企画されている。2018年リリースの前作『重力と呼吸』ではテレビでのプロモーションがいっさいなかったので、これは大きな違いである。

 背景には、これまではあまりやってこなかったテレビ出演によって刺激を受けたいという思いもあるのかもしれない。デビューから28年が経ち、メンバーも全員50歳を越えたいま、ミスチルは外からの刺激を欲しているという。

 「音楽ナタリー」のインタビューによると、『SOUNDTRACKS』はロンドンとロサンゼルスのスタジオでレコーディングするというミスチルにとって新たな試みをしているそうだが、予算がかかるのを承知でそうした製作プロセスを踏んだ理由について桜井は<Mr.Childrenとして28年やってきて、“目指すところ”みたいなものがなかなか見付けづらくなってるし、外部の要素によってアクシデントやハプニングを常に求めているところがあるんです>と説明している。

 ミスチルがここにきて見せた新たな動き。そこには、今後もバンドとしてさらに飛躍するためのインスピレーション探しという側面があるのかもしれない。

1 2

「ミスチル12年ぶり『紅白』のなぜ?「売れなくなったから」報道に異論噴出」のページです。などの最新ニュースは現代を思案するWezzy(ウェジー)で。