
Johnny’s netより
大晦日から元日にかけて恒例となっていた、ジャニーズのカウントダウンコンサート。コロナ禍ゆえ今年の開催はないものと思われていたが、東京ドームでのコンサート形式ではなく特番として、『日本中に元気を!! ジャニーズカウントダウン2020-2021~東京の街から歌でつながる生放送~』(フジテレビ系)を放送することが発表され、ファンは湧いている。たが、その出演者ラインナップに、嵐はもちろん、Kinki KidsやV6、TOKIOメンバーの名前はなかった。
出演アーティストは、NEWS、関ジャニ∞、KAT-TUN、Hey! Say! JUMP、Kis-My-Ft2、Sexy Zone、A.B.C-Z、ジャニーズWEST、King & Prince、SixTONES、Snow Manの11組。嵐は別の場所で活動休止直前の配信ライブを予定していること、そして1月1日からは活動を休止することから姿がなくても仕方がないが、ベテラン勢のTOKIO、V6、KinKi Kidsはカウコンを“卒業”してしまったのだろうか。
もともと、ジャニーズカウントダウンコンサートは、阪神淡路大震災の復興チャリティーイベントとして始まった。2002年までは、TOKIO、V6、KinKi Kidsの合同グループ「J-FRIENDS」が、そして2003年からは嵐やNEWS、関ジャニ∞、KAT-TUNなども参加。ジャニーズシャッフルメドレーや年男ユニットなど、推しメンバーたちがグループの垣根を越えて堂々とイチャつく姿を見られるため、ファンにはたまらない恒例イベントとなった。
しかし今回、ついに年長グループであるJ-FRIENDSの3組が不参加となり、ジャニーズファンからは「今年のカウコンにTOKIOもV6もKinKi Kidsもいないのが意味深」「ジャニーズも世代交代ってことかな」「世代交代は仕方ないけど複雑……」「3組は卒業扱いか」といった意見が出ている。ジャニーズ事務所が意図的に世代交代を進めた結果だと捉える見方も強い。
同時に、Twitterでは早速「#カウコンにJフレが出ない理由選手権」というハッシュタグで大喜利が展開されており、ほのぼのとした空気も漂っている。
安定の知名度を得ている年長グループが退場し、嵐に続く盤石の地位を確立したい中堅グループと、これから旋風を巻き起こしたい若手グループに任せられた今年のジャニーズカウントダウン。40周年ながら不倫発覚で自粛中の近藤真彦も登場はなさそうだ。
唯一懸念されているのは、東京ドームにファンが集結することを避け、中継場所を明かさずに「東京の各所から生放送する」という点か。放送中にファンが殺到するリスクを心配し、「テレビ局のスタジオじゃダメなの?」「街ロケは危ないのでは」という声も少なくない。番組制作側の慎重さと、ファンの節度が求められる。
村上信五は第二の中居正広?
「ジャニーズカウントダウン2020-2021」のMCは、関ジャニ∞の村上信五が務める。村上は数年前から、「ジャニーズ事務所が第二の中居正広にしようとしている」と言われており、MCとしての活躍の場はどんどん増加中だ。
まず、村上は2017年から、中居(またはSMAP)が複数回司会を務めてきた『FNS27時間テレビ』(フジテレビ系)のMCを担当。中居はバラエティ番組のMCだけでなくスポーツキャスターとしても活動しているが、村上も本来であれば「2020年東京オリンピック」のフジテレビ系中継でのメインキャスターを務める予定だった。
ただ、村上のMCには「騒がしいだけで機転が利かない」「中居くんのようなセンスはない」など、辛辣な意見も少なくなく、落ち着いた進行が求められている。まだまだ場数を踏む必要がありそうだ。
中居は今年の3月でジャニーズ事務所を退所している。村上信五のカウコン司会抜擢は、村上を第二の中居正広へと成長させる計画のひとつなのかもしれない。