YouTuber「禁断ボーイズ」が失速 金銭トラブルや暴力沙汰で「もう笑えない」

文=千葉佳代
【この記事のキーワード】

 2020年は多くの芸能人YouTuberが参戦し、登録者100万人越えの人気Youtuberたちも知名度だけでは再生数を取れなくなってしまった。まさにYouTube戦国時代。視聴者たちはより面白いチャンネルを求め、続々と見ないYouTubeチャンネルを解除している。

 「禁断ボーイズ」もまた、2020年にチャンネル登録者数が激減したYoutuberだ。禁断ボーイズは2015年3月に動画投稿を開始するやいなや、わずか5カ月後にはチャンネル登録者数の増加がはじめしゃちょー、フィッシャーズを抑えて2位に。その後も「知らないヤンキーにドロップキックしたら喧嘩寸前になった。」「美容室で枝切りバサミでカットしてくださいとお願いしたら全員爆笑の結果に」など、過激企画を次々に公開して視聴者にウケ、一躍人気YouTuberの仲間入りを果たした。

 しかし2018年9月時点でチャンネル登録者数は約180万人になったが、それから5年でチャンネル登録者数はトータル10万人しか増えていない。その原因は2017年8月の「VALU騒動」での大炎上で、禁断ボーイズのメンバー間のモチベーションが大きく下がったためと言われている。

 2017年8月15日、YouTuberのヒカルや禁断ボーイズのいっくん、ラファエルがビットコインを用いたマイクロトレードサービス・VALUで規約違反に当たる行為をし、騒動が巻き起こった。VALUとは、「個人が株式会社のようにVAとよばれる株を発行し、資金調達ができるサービス」のこと。サービスの前提は、「応援したい人への寄付」ということだったが、購入したVAをほかの株主(VALUER)に買い取ってもらうことで差益を得ることができるため、利益目的で多くの人が参加した。

 8月14日にヒカル、いっくん、ラファエルはVALUを本格的に始動することを発言したが、わずか数日で全VAを売りに出した。全VAを売りに出すということは、以降は発行者本人も利益を受けることはできず、「売りぬいた」ように見えるということで、VALU購入者は激怒。このVALU騒動で3人は1億円近く利益を得たと見られている。

 この事件で活動を休止した禁断ボーイズだが、活動再開後の投稿本数は目に見えて減少。以前の過激なスタイルも鳴りを潜め、視聴者から「安全ボーイズ」「オワコン」と囁かれるようになった。2019年7月20日の動画で禁断ボーイズは「2年間めっちゃ我慢してたから、マジでぶちかましていきましょう。そこらの奴らとは違うっていうところを見せていきましょう」と再起を宣言し、ヒカルやラファエルと次々にコラボ。わずか一週間でチャンネル登録者数を10万人も激増させたが、8月になるとまた失速。動画を出しても視聴者が減るばかりで再起とはいかなかった。

 低迷を続ける「禁断ボーイズ」は今年、さらなる炎上騒動が持ち上がった。8月に禁断ボーイズのメンバー「モーリー」と同棲関係にあった女性が、YouTube界隈のゴシッパー「コレコレ」の生配信に出演。金銭トラブルやメンバー間の暴力、アイドルグループ「ZOC」メンバーとの関係について情報がリークされたのだ。

 モーリーは「悪いことしたら、それ(殴ること)は当然じゃないですか」「愛なんすよ、本当に」と、「説教」や「愛」といった言葉で暴力を容認する発言を繰り返した。これにより、禁断ボーイズの不仲説も広まり、グループとしてのイメージが崩壊。「もう笑えない」「仲良しグループが過激なことをしているのがよかったのに」と失望の声が広がった。現在もチャンネルは継続しているが、投稿頻度は一週間に一本程度であり、現在は“エロ系”の企画が再生数を稼ぐ目玉になっているようだ。

ラファエル・禁断ボーイズ…これ以上放置できない、YouTuber業界に蔓延する性差別・民族差別的動画の実態

 今年8月、人気YouTuberのヒカルらによる、自身の価値を擬似株式として発行し取引することのできる「VALU」というサービスでの“インサイダー疑惑”…

YouTuber「禁断ボーイズ」が失速 金銭トラブルや暴力沙汰で「もう笑えない」の画像2
YouTuber「禁断ボーイズ」が失速 金銭トラブルや暴力沙汰で「もう笑えない」の画像3 ウェジー 2017.09.17

「YouTuber「禁断ボーイズ」が失速 金銭トラブルや暴力沙汰で「もう笑えない」」のページです。などの最新ニュースは現代を思案するWezzy(ウェジー)で。