『THE W 2020』女性芸人の解説動画が人気!ゆりやんレトリィバァは「戦闘狂」、Aマッソは「未来型漫才」

文=千葉佳代
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 『女芸人日本一決定戦 THE W 2020』の決勝戦が、12月14日に日本テレビ系列で生放送される。女性芸人に限定したこの大会、今年のエントリー総数は646組と過去最多だ。去年の第三回大会で優勝した3時のヒロインの活躍ぶりは誰もが知るところで3時のヒロインのテレビ出演本数は昨年11本から今年146本に激増。2020年上半期ブレイクタレントランキング1位にも輝き、今やテレビで見ない日がないほどの活躍ぶりだ。

 M-1グランプリ決勝進出も決まっている人気お笑いコンビ・ニューヨークは、自身のYouTubeチャンネルで「THE W 2020を100倍楽しむ方法 日本一女芸人に詳しい新道竜巳が解説」という動画を公開。「馬鹿よ貴方は」の新道竜巳を迎え、面白くも視聴者のためになるトークを展開している。

 今年の『THE W』を「また別の味がする大会になってます!」と新道。コロナ禍の自粛ムードの影響でネタをお客さんに掛けることができず、女性芸人たちは家で探求を重ね続けたので、どんどんネタが独創的になっていると解説した。劇場で披露していないため、「ウケ量」や「伝わるか」などお客さんの反応がわからないが、結果的に「自分の発想・面白いものをどう言っていきたいのか」という芸人の理想が今回の大会では描けているという。

 今回、特にBブロックには、ゆりやんレトリィバァ、ぼる塾、Aマッソといったすでにネームバリューのあるメンツがそろったが、彼女たちは名前で勝ち残ったわけではなく、実力のある者がストイックにネタ作りを頑張った結果、勝ち上がってきたのだと新道は力説。1組ずつ、見どころを解説していった。

 まずはAブロック『TEAM BANANA』。漫才を作っている女芸人で『TEAM BANANA』を視界に入れない人はいないというほどのお笑い界では有名コンビで、その実力は高校生の時に出場したM-1甲子園で優勝という形で証明されている。今年は準決勝が終わった時点で『TEAM BANANA』はいっただろうと皆が口々に言うほどの出来だったそうだ。毒のあるネタがどう転ぶのかが要注目だという。

 『オダウエダ』は『TEAM BANANA』とは真逆のかっ飛んだコントを得意とするコンビだ。普段は下ネタやグロいコントをしているが、今回は下ネタは一切なし。発想力・構成力に要注目だという。

 『にぼしいわし』は2年連続の決勝進出。実は2年連続でM-1準々決勝にも進んでおり、実力十分のコンビだ。「ちょっと変わったコントを見せつけられて、まだ引き出しがこんなとこにあんのかって驚かされる」と新道。去年と違ったスタイルの漫才が見どころだ。

 『紅しょうが』はABCお笑いグランプリで決勝に進出。賞レース常連の実力派で、予選では会場が一体となって笑っていたそうだ。安定したツカミから入り、みっちり詰まった内容の漫才を見せてくれたらしい。そのときすでに新道は「今年の『THE W』で決勝にいくんじゃないか」と感じたという。

 『スパイク』はコントに転向した辺りから劇的に面白くなったといい、嶋佐が「もっとも涙が見たい」芸人だったが、残念ながら新型コロナウイルスに感染したため決勝辞退。繰り上がりで人力舎所属のターリーターキーが出場することとなった。

 Bブロックの『Aマッソ』は今までの賞レースに「出てへんイメージ」で、新道曰く「未来型漫才」。とM-1ではできない、『THE W』でしかできない漫才を披露することになるだろうと予想されていた。

『ゆりやんレトリィバァ』に関しては、嶋佐が「こいつはほんとサイヤ人」「マジで戦闘民族やわ」と慄き、新道も「戦うために生まれてきたんじゃないか」と同意し頷くほどの戦闘狂。ゆりやんは第一回大会の覇者で大ブレイクを果たしたが、まだ戦い足りないのだろう。準決勝を見た新道は、「無名だとしても上がってる」と強く断言し、ゆりやんは“人間がちょうど笑う、くすぐったがるゾーンを知っている”と分析している。

 『吉住』は去年決勝にいったが、「確実に今年の方が上回っている」と新道。劇場で見たお客様の声を聞くと、「今年、吉住が一番ウケてない?」と優勝クラスの出来だったという。片方はファンがもっとも好きなネタだが、そのネタをさらに改良して持ってきているそうだ。

 『はなしょー』は元々面白いと言われてはきたが、去年あたりからネタの精度があがってきたという。楽屋で毎回ウケていたので、新道が「これで受かってないことあるのかな?」と女性芸人に聞くと、「はなしょーって落ちることないでしょ」と怒られたそうだ。彼女たちを蹴落としたいはずの他の女性芸人たちも認める才能だという。

 『ぼる塾』はすでに売れっ子。あまりの人気ゆえに時間がなく、期待に応えるネタが作れないのではないかと制作側は思っていたに違いないが、ちゃんと面白いネタを作ってきたと新道。漫才でトリオ(本当はカルテット)で女性という異色の組み合わせだが、ぼる塾がやると「これが正解なのか」と思えてくるそうだ。

 ニューヨークと新道による熱のこもった40分超の解説動画は97%以上の高評価率で、「本当にTHE Wが100倍楽しく見られる」と視聴者は大絶賛している。どの組も優勝候補。暗いニュースが続く昨今だが、今夜は頭を空っぽにして大笑いできそうだ。

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