「当たりが入っていない」クレーンゲーム詐欺にYouTuberが激怒、警察を呼ぶ事態に

文=千葉佳代
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 「ちょっとおかしいんじゃないか」と思っても、今まで誰も確かめなかったことを進んで検証するYouTube動画は人気が高い。最近では、クレーンゲームを得意とするYouTuberのつるなかが、クレーンゲーム内の中身を全部獲ったが、特賞が入っていなかったとして、警察を呼ぶ動画が話題になっている。

 この日、つるなかが挑戦したのは「確率機」。何回かに1回アームの力が強くなり、その時だけは100%の確率で景品を獲ることができるクレーンゲーム(約1200円投入するとボールが獲れる)で、そのボールの中に「くじ」が入っているというものだった。

 ところが何度やっても、出てくるのは3等。狙うは特賞のニンテンドーSwitchだが、何個ボールを獲ってあけても3等以外出てくる気配がない。

 閉店ギリギリまで粘りようやく2等がでたが、その後も3等が続き、つるなかは全部獲って検証することに。翌日の朝からゲームセンターを再び訪れ、やっと1等をゲット。残りはラッキー賞と特賞だが、この時点で山のようにあったボールは数えるほどしか残っていなかった。

 おそらく当たりは各1枚ずつ(ラッキー賞、1等、特賞)と予想したつるなかだったが、それからもなかなか出ない。特賞がすでに出ている可能性を店員に聞くと、店員の答えはまさかの「私は(特賞を)当ててるのは見たことないですね」というもの。結局、筐体の中身を全部獲っても、特賞もラッキー賞も入っていなかった。

 店員が業者に問い合わせ、「一番上に特賞のポップが並んでいる」と指摘すると、業者は「特賞の文字は消しています」と弁解。たしかによく見れば、そのポップは特賞だけが緑がかった色なのだが、これを「消している」と主張するのは流石に無理がある。

 つるなかは「普通に消えてないから」「今日、ギャルみたいな女の子もおってさ、「これ獲ったらSwitch貰えるやん」みたいな反応しとったからさ、誰が見てもさ、特賞入ってますよっていう感じやん」「店員も騙されとるから、要するにそういうことやねんね」と怒り、警察を呼んで業者と話し合いを開始した。

 業者はあくまでも、「特賞」の文字を消していたが薄くなってしまった、と主張し、翌日には問題のポップを真っ黒に塗りつぶしていた。結果、警察は厳重注意をし、新しいポップに変えるということでおさまったようだ。

 このような「当たりを入れない業者」の闇を暴く動画はYouTubeで非常に人気で、2017年に「ジョーブログ」が投稿したクレーンゲームの詐欺を暴いた動画は340万回再生。この動画がきっかけで経営者らが逮捕されてもいる。

 翌年にはヒカルが祭りに出店していたくじ屋のくじを買い占め、当たりが入っていないという「闇」を暴き、驚きの4498万回再生を叩き出している。人気の理由は視聴者が見ていてスカッとする“リアリティショー”の側面が強いためだろう。

 しかしヤラセでないとすればトラブルに巻き込まれる可能性もあり、ヒカルは「今後、闇を暴く動画は撮らない」と宣言している。一方で、格闘家の朝倉未来などパワーを売りにするYouTuberが『闇を暴く系』に参戦。超人気コンテンツ『闇を暴く系動画』はこれからも定期的にYouTuberのネタになりそうだ。

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