
シアトル系コーヒーチェーンのアイスティーを飲み比べ!
暖房が効いた室内で、あえて冷たい飲み物をいただくというのもオツなもの。特にスイーツやフルーツとの相性が良いアイスティーは、冬でも愛飲している方は多いのではないでしょうか。
そこで、大手コーヒーチェーンであるスターバックスコーヒーと、タリーズコーヒーが販売しているアイスティーを飲み比べていきたいと思います。

2020年9月末時点で日本国内に1601店舗も構えているスタバ
スタバはアメリカ・シアトルに本拠を置くコーヒーチェーンで、日本では1996年に東京・銀座へ最初の店舗を出店しています。「アイスティー(パッション)」や「アイス ゆず シトラス & ティー」などさまざまなアイスティーを取り揃えているスタバから、今回は「アイスティー(ブラック)」をピックアップします。

伊藤園グループの子会社として日本展開しているタリーズ
一方のタリーズも、スタバと同じくシアトルに本拠地があるコーヒーチェーン。1997年8月に銀座で日本における第1号店をオープンしました。今回は「水出しアイスティー」を取り上げますが、アイスティー商品としてはほかにも「タピオカロイヤルミルクティー」や「チャイミルクティー」がラインナップされています。
スタバの「アイスティー(ブラック)」とタリーズの「水出しアイスティー」を比較していく前に、まずはそれぞれの特徴を見ていきましょう。
スタバ「アイスティー(ブラック)」はオーソドックスで紅茶らしい風味!

紙テープで飲み口が塞がれていて持ち運びに便利
「アイスティー(ブラック)」はサイズが4種類用意されており、Shortは300円(税別/以下同)、Tallは340円、Grandeは380円、Venti®は420円となっています。エネルギーは全サイズともに0kcalです。今回はShortサイズをテイクアウトで注文しました。

かなり濃いめの液色になっています
フタを開けると紅茶らしい濃厚な香りが漂います。では、肝心の味はどうなっているのでしょうか。

地球環境に優しい付属の紙製ストロー
実際に飲んでみると、苦みと少し酸味が感じられますがそこまで主張が強いわけではなく、実にシンプルな紅茶らしい紅茶となっていました。砂糖やミルク、レモンなどを混ぜて飲むベースとして使ったり、スイーツなどと合わせて楽しんだりするのには申し分ないのですが、茶葉本来の風味をしっかりと味わいたい方には少し物足りないかもしれません。
タリーズ「水出しアイスティー」はクセが強い柑橘系の香りと味が魅力!

持ちやすいデザインとなっているカップ
「水出しアイスティー」はShort、Tall、Grandeの3サイズが取り揃えられています。価格とエネルギーはShortが310円で3kcal、Tallが360円で4kcal、Grandeが410円で5kcalです。こちらもShortサイズをテイクアウトしました。

フタを開ける前から香りが漂っていました
飲み口からは少し苦みが混じったような柑橘系の香りが鼻に届き、その香りの強さに驚かされました。

テイクアウトではストローが1本付属します
味のほうも柑橘系のテイストが強く、飲むと酸味や苦味がほんのりと感じられ、爽やかな香りが口から鼻へと抜けていきました。柑橘系が苦手な方や匂いに敏感な方とは相性が悪いかもしれませんが、逆にハマるとほかのアイスティーの選択肢は考えられなくなるほどに個性が際立っていると思います。
2大チェーンのアイスティー飲み比べ! 選ぶ決め手はやっぱり味と香り

同じアイスティーながら全く異なる味わい!
では、それぞれの特徴を比較していきましょう。まず、価格についてはどのサイズもスタバの「アイスティー(ブラック)」のほうが若干安く、エネルギーについても大きな差ではありませんが、0kcalのスタバのほうが低カロリーです。

タリーズのほうは氷が入っています
最も重要な味と香りについては、スタバはいわゆる一般的な紅茶で万人受けするであろうテイストでしたが、タリーズは柑橘系特有の苦みのある味と香りが個性的で、人を選ぶ紅茶になっていました。
そのため、手堅く美味しい紅茶を飲みたい方はスタバ「アイスティー(ブラック)」を、柑橘系が好きな方、せっかくカフェで買うなら冒険してみたいという方はタリーズ「水出しアイスティー」がおすすめと言えるでしょう。