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年の瀬も押し迫り、芸能記者・アツが業界仲間の女性たちと2020年を振り返る座談会を開催! 音楽業界もテレビドラマ班も、それぞれに悩みは尽きないようですが、ワイワイ飲んだくれてガールズトークに花を咲かせています。
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皆さん、ごきげんよう。アツこと秘密のアツコちゃんです!
さぁて激動の2020年も残りわずか。コロナに始まりコロナで終わった一年とも言えますが、皆さんにとってどんな年だったでしょうか?
ステイホームを強いられて、仲間ともなかなか会えずにいた数ヵ月。でもリモート会議やリモート飲み会ができる時代だから本当に大助かりよ。グダグダくだを巻くのが大好きないつメンたちと、ひと足早いリモート忘年会で言いたい放題。ではその一部をほんのちょっとだけご紹介させていただきま〜す。
まずいつメンたちを仕切るのは、コメンテーターとしても活躍中のM姉御。参加者は、テレビ局勤務の飲んだくれU嬢。出版社に勤める大食い編集者Tちゃん。広告代理店勤務で2児の母親でもあるKママ。レコード会社勤務でコロナ禍の中で結婚したF子。そしてアツの6人で、あーでもないこーでもないの無駄話から。
最大のトピックは嵐の活動休止…(涙)
M姉御「2020年もいろいろあったけど、何が一番の大事件だった? まぁね、あっという間に嵐の活動休止が迫ってきちゃったわけだけど。うちの主治医まで『嵐の活動休止は大変なことですよね。入院患者さんや激務の看護師たちも元気を貰ってたのにと言って寂しがってますよ』って嘆いてたもん」
U嬢「嵐の件は満場一致で第一位でしょう」
Kママ「そうね。嵐のデビュー前から応援してたから何だか気が抜けちゃった感がある。まだ大晦日まで少し時間はあるけど、どんな顔をしてその日を迎えればいいんだろう? ラストステージ、泣かずに見られるとは思えない。自信ないわぁ」
Tちゃん「こうなったら飲むしかないよね」
F子「飲むのはいつものことじゃないですか?」
アツ「悲しくても楽しくても何があっても何もなくてもずっと飲んでるしね。今に始まったことじゃない」
M姉御「コホン。ところで私たちの主戦場となるテレビなんだけど。おうち時間が出来たからテレビを見てくれる人も増えるだろうなと踏んでたのに、結果ぜーんぜん話題にならないのが残念で残念で。特に誰もドラマを見てくれない。テレビ離れがここまで深刻だったなんて、改めてガク然としたわ」
U嬢「ホント耳が痛すぎる話よ。今年のドラマは『日曜劇場 半沢直樹』(TBS系)の一強だもの。7年ぶりの復活で、コロナでスタートが三カ月もずれ込んだのに向かう所敵なし。関東地区では最終回の平均世帯視聴率が32.7%を記録。関西地区では34.7%よ。総合視聴率の集計結果は46.6%(全てビデオリサーチ調べ)という驚異の数字。強すぎるわ。凄すぎる」
アツ「お友達のご夫婦も普段はドラマを一切見ないんだけど、サラリーマンのダンナ様が見ていたから一緒に見ててハマったらしいの。連ドラをきちんと視聴したのは『25年ぶりぐらいかな』って。子育てもあったんだろうけど四半世紀よ。ご無沙汰にも程があるでしょ。ママさん世代よ、お願いカンバック!」
Kママ「お母さんになると忙しいから。20〜30代の若いママたちだってみんな『テレビ? ドラマ? 見ないなぁ。子供とYouTube見てる』って言うし」
F子「だから『半沢直樹』はテレビ離れの人たちを呼び戻した唯一のドラマだったんですよね。流行語もいっぱい生まれたし」
Tちゃん「そうそう、流行った。笑ったのは香川照之さんの『お・し・ま・いDEATH』とか、市川猿之助さんの『詫びろ詫びろ詫びろ〜』もよく使ったな」
U嬢「皮肉にも『もうテレビはおしまいDEATH』とか『テレビは面白くない。誰の責任だ? 詫びろ詫びろ詫びろ』なんて言われ続けて、かなりへこんだわ」
M姉御「笑えなかったよね。心がチクチクした」
アツ「10〜20代男子からも『そもそも部屋にテレビがない。いつからだろう? 気がついたらテレビを見なくなってた』という意見が多数。みんなバッサリ切っていくから、ホント残念DEATH!」
テレビは令和でもオワコンじゃない!
M姉御「もうテレビからスターが生まれる時代じゃないしね。ただ主治医が話していたように、入院中の患者さんたちは『最大の娯楽はテレビ』と思っている人が多いそうなのよ。そうやって考えると『テレビはオワコンじゃない』かもしれないでしょ。まだやれることがあると思うのよね。なんだかんだテレビは家にいても外にいても、ただですぐに見れるものなんだし」
U嬢「ま、そう言われて数年。なかなか回復しなくて面目ないって感じなんだけどね」
F子「でも私は平成生まれですけど、結構なテレビっ子ですよ。ドラマもよく見ますし。CDが売れない時代になっても音楽だって大好きだし、音楽の力を信じてます。だって音楽を聴かない人はいないでしょ?」
Tちゃん「よっ、さすがレコード会社勤務!」
F子「どうも。ところで最近はやっぱり『この恋あたためますか』(TBS系)にどっぷりハマっていて」
Kママ「あ〜、それを言うとアツがしゃしゃり出てきちゃうから“NGワード”だったのにぃ(笑)」
アツ「何ですって〜?」
Tちゃん「コロナ禍の中で結婚して幸せいっぱい恋をあたためたばかりのF子ちゃんだからこそ、より一層キュンキュンしちゃうんじゃない?」
アツ「結婚、おめでとう! 」
U嬢「何かやけ酒の気分になってきた。飲むか」
Tちゃん「飲んで食うしかないね」
M姉御「はいはい。コンビニで恋でもお弁当でもおつまみでも、何でもあたためちゃえばいいわ。それにしてもアツの中村倫也推しも相変わらずで」
アツ「ブレないと言って欲しいな。中村倫也=胸キュン王子様だから。それに『恋あた』を見ている40代以降もいっぱいいるんだから。セブンイレブンにコラボスイーツを買いに走った女性たちが続出だもの」
Kママ「えっ、それも中村倫也効果なの?」
アツ「そうよ、たぶん。断言する。中村倫也は不動だから。ちなみに横浜流星も間違いない。相も変わらず推しまくり。GoTo倫也、GoTo流星よ!」
F子「原点は2019年1月スタートのドラマ『初めて恋をした日に読む話』(TBS系)なんですね。私もどハマりしてましたよ」
アツ「でしょ〜。で、倫也はね……(延々、続く)」
M姉御「もうほっとこ。結局アツは2020年には新たな胸きゅん王子を探せなかったってことね。ダメじゃん。私は終わったばかりの『共演NG』(テレビ東京系)で里見浩太朗さんに惚れ直しちゃったわ!」
Kママ「えっ、そこ? 中井貴一さんじゃなくて?」
Tちゃん「分かる〜。私は橋本じゅんさんにラブ!」
U嬢「さすが。みんな目の付け所が違うわね。私は2020年のドラマで言えば野木亜紀子さん脚本の『MIU404』(TBS系)が面白かった。星野源を活かせるのはやっぱり野木さんだって確信しちゃった。2021年1月2日放送の新春スペシャルドラマ『逃げるは恥だが役に立つ ガンバレ人類!新春スペシャル!!』(TBS系)も本当に楽しみ。もちろん綾野剛をあれだけ輝かせるのも古い付き合いの野木さんだからこそだと思うし。それこそ剛くんや源ちゃんの上司役だった橋本じゅんさんもカッコよかったし、まさに適材適所の配役だったから脱帽よ」
Tちゃん「大人の男。おじさまたちにやられたわ」
アツ「確かによかった。特に第2話は沁みたわぁ」
Kママ「第2話? 何で限定するの?」
アツ「えっと、ゲスト犯人役で松下洸平くんが出ていて。最後に剛くんや源ちゃんの刑事2人に諭されて深く頭を下げて後悔の念を表現するんだけど、その時の表情が何とも切なくて。もう心を鷲掴みにされちゃって。NHK連続テレビ小説『スカーレット』から注目し始めたから遅かったんだけど、松下洸平くんは間違いないわ。オンエアー中のドラマ『#リモラブ〜普通の恋は邪道〜』(日本テレビ系)でもいい味出してるし、『スカーレット』もだけど、脚本の水橋文美江さんが描く洸平くんは最高なの。久しぶりに見つけた逸材よ。先日出演した『おしゃれイズム』(日本テレビ系)でもトークスキルの高さを披露してくれたけど、番組の最後の最後で見せた笑顔が国宝級もので感動しちゃったのよね。もうイチコロだったわ」
M姉御「何を急にテンションあげてまくし立ててるのよ。でもさ、松下洸平も2019年に見つけたわけでしょ? 結局アツの“2020年のイケメン探し”は徒労に終わったってことね。運命の出会いがなかったんだ」
アツ「……そ、そんなことはないけどぉ(図星)」
M姉御「まぁとりあえず、いろいろあった一年だけど無事に新年を迎えられるよう乾杯するしかないわね」
アツ「来年に持ち越しになりそうだけど、令和3年こそ、新たなイケメンを探しまくらなくちゃ。みんなでピックアップしたネクストブレイクイケメンもいるしね。あ〜、早く言いたい〜!」
M姉御「そうよ。それはまたいずれ発表しましょ。取り急ぎアツは起死回生の覚悟で、早急にイケメンを発掘してきなさい。今だからこそテレビから生まれるスターを探してくること。全集中でいくのよ。いいわね?」
アツ「ガッテンです。イケメンの呼吸で大捜索を開始いたしますわ。GoTo時の人よ。今、何処〜?」