トイレや更衣室の盗撮、股間を強調した写真。女性アスリートの性的消費、メディア側の問題も大きく

文=wezzy編集部
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 女性アスリートの性的消費問題には、露出度の高いユニフォームを変えるべきという意見もあるが、国際的にその競技の選手たちは「動きやすい」「美しく見える」といった理由で露出度の高い衣装を着用している。性的に見られたくないのなら変えろという意見は暴力的だ。

 前述の田中理恵さんのインタビューでは、田中さんは<レオタードだからこその美しさ、芸術、表現力というものがありますので、レオタードは替えたくないですよね>と語り、記者の<つまりは撮る側の問題ですね>という相槌に、きっぱり<私はそう思います>と返している。

 また、こうした話になると「エロいと思うことを規制するのか」という声も必ず出てくるが、人がどう感じるかを規制するのは不可能だ。内心でどのような感情を抱くかは個人の自由である。しかしそのことは、抱いた感情をいつでも、どこでも、誰にでも向けていいこととイコールではない。

 アスリートたちは、競技で評価されるために日々トレーニングを重ねている。そうした文脈を無視し、「エロい」とはしゃぎたてることは、アスリートたちを侮辱する行為であり、性加害と同義なのだ。

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